ひまわり訪問介護センターも開設から4年半近くたち、2005年5月には第2ひまわり訪問介護センターを立ち上げました。おかげさまで、たくさんの方にご利用いただき、私たち職員もいろいろな経験をしました。
地域の高齢者・障害者の方々がどのように生活しておられるのか、どのような介護が求められているのか、試行錯誤の中で少しはお伝えできるのではないかと考えて、ひとつの事例をご紹介します。 難波ちとせさん(仮名、9×歳)、娘さんと二人暮らしで、膝関節症で歩行に障害あり、目も見えにくいのですが、頭はしっかりされていて、明るい性格の方です。 事情があってご自宅では炊事ができず、毎日の食事は、お弁当をヘルパーと一緒に買っています。1週間に3回は内科や眼科の診療所に通院されていて、ヘルパーが車椅子で介助させていただいています。日中は、地域の総合センターで過ごされることが多く、そちらでも気を配ってくれています。かかりつけのドクターも熱心で、ケアマネジャーにもよく連絡をくれます。市の福祉担当者や住宅課も実情をよく承知して協力してくれます。 そのような中で、大きな課題は、自宅がエレベーターのない団地の5階なので、階段の昇り降りが大変で、しかも危険ということでした。1階に移れればいいのですが、空き部屋ができないといけないとか、引っ越し費用・人手が確保できないとか、いろいろあって、実現できないでいました。 昨年末、1階に空きができたという情報があり、急きょ移転の段取りとなりましたが、ご本人・家族が自ら手配することは無理で、介護センター、総合センター、主治医、行政総がかりで取り組むことになりました。書類の手配など、困難もずいぶんありましたが、ともかく結果オーライで年内に1階に引っ越すことができました。 この結果、ご本人は、気軽に、しかも危険なく外出できるようになり、表情も明るくなりました。 介護センターは、連絡調整、推進の中心的役割を果たせたと自負しています。 |