《10月訪朝に関する報告》
(2002.10.30〜11.2)

 ピョンヤン三予防院カルリムキル診療所首都建設労働者の為の診療所を訪問する目的で訪朝した。

 三予防院では、カルテと実際の患者との面会で誠実に治療が行われていることが確認された。不足している医療器具、レントゲンフィルム等について説明を受け、12月の訪朝時持参する事になった。結核薬は一人の患者を除き著効があった。

 カルリムキル診療所は、時間の関係で院長に面会し医薬品を渡した。6月、9月、10月と三度目の訪問であり、希望する医薬品をほぼ約束どおり渡せていると思う。抗生剤、体温計等である。壊れている歯科診療台の修理に関しては希望に添えていない。技術者が日本に来て、必要な材料を直接手に入れるのが一番良い方法だと思う。

 首都建設労働者の為の診療所には、医薬品を提供し今後の協力について協議した。ピョンヤン市内に40数ヶ所ある診療所だけに二人だけでは荷が重く日本での協力体制作りが必要である。日本の市民団体にも要請していくつもりである。
 ピョンヤン以外の地方の街での医療協力については共和国の了承がとれた。今後、一つの街と継続的に医療協力していく事で合意した。具体的な街については12月の訪問までに共和国側から連絡するということで待っている。

 面会については、基本的には理解が得られて来ている。即ち、私たちには共和国には親族は一人もいない。だから家族面会ではない。共和国で医療協力をしていく上で情報交換をしたい方々や、日本の総連関係者から頼まれて、医薬品や研究書籍を手渡す為に面会希望を出す方々だけである。その趣旨について理解、了解したとの事である。―齟齬の原因は、あなた方の出す面会申請書にある。姻戚関係が、書いてあることと面会希望者から聴取した事とが食い違っているので認めないケースが出てくる―と言われた。見せられた申請書は私達が総連に出した書類とは異なるものであった。 ―貴方たちの名前で出ている。自分の書いていない書類が出ていることの責任はこちらには無い―と言われたが、その通りである。申請どおりその書類を出して頂きたい。面会者にも甚大な迷惑を掛けてきたかと思うと看過できない問題である。

 予定していた医療協力が無事出来たことを感謝し、報告に替えます。


《九月訪朝に際して事前に送る医薬品等のリスト》

 経済協力委員会を通じて送る

 ◆平壌三予防院
  ガラス製注射器    100本
  デスポ注射針    1000本

 ◆カンヲンド人民病院
  ガラス製注射器    100本
  デスポ注射針    1000本

 ◆カルリムキル診療所
  ガラス製注射器    100本
  デスポ注射針    1000本
  抗生物質       1000錠
  口腔科印象材      5kg
  口腔科硬石膏      9kg
  口腔科印象トレー   10個
  義歯製作用レジン   10kg
  義歯製作用人工歯   多数
  歯科麻酔薬      100本
  歯科注射針      100本

 ◆平壌医科大学口腔科
  歯科麻酔薬      100本
  歯科注射針      100本

 ◆カンヲンド育児院
  粉ミルク        200缶

 ◆ファンへプット育児院
  粉ミルク        200缶