16回運営委員会(2003/07/05)

 7月5日の「関西STS連絡会」第16回運営委員会が、事務局の「NPO日常生活支援ネットワーク」事務所で6時から8時まで開催されました。
 出席された団体・グループ様は以下の通りです。……(参加:15団体)
NPO法人「自立生活センターFREE」(吹田市) ・福祉タクシーつばさ(大阪市)
・障害者生活支援センター「ステップ21」(茨木市) NPOアップストリーム障がい者支援センタ-(尼崎市)
NPO法人「自立生活センターやお」(八尾市) ・自立生活ステーション「YOU CAN」(大東市)
守口送迎ボランティア」(守口市) NPO法人「フクシライフ」(泉佐野市)
・自立支援センターOSAKA(大阪市) ・「い~そらネット」(大阪市)
・近畿大学都市交通工学研究室(内野) 大阪大学・交通システム学領域(猪井・中村)
・松尾(大阪市ボランティア情報センター) ・谷内(兵庫県立福祉のまちづくり工学研究会)
・日本経済新聞

【議 案】

報告事項:

①「構造改革特区勉強会」2003.6.27、土木学会高齢者小委員会・日本福祉のまちづくり学会、エコモ財団)
 ◎参加「福祉移送サービス特区」3市の特徴
 ・世田谷区…移送サービス活動市民団体が長年・活発。行政も障害者・高齢者の移動確保の基本プランがあり、両者の協議のもとに「特区」を申請。
 ・大和市…熱心な移動送迎支援活動を取り組むNPO団体が行政にかけ合い、「特区」を申請。
 ・枚方市…これまで社会福祉法人のボランティアと障害者ガイドヘルパーで輸送。障害者支援費方式導入で移送サービスへの早急な対応が必要となり、行政が「特区」申請。
 ◎参加者の顔ぶれが豊富
  学識研究者、行政担当者だけでなく、各地の移動送迎支援活動団体も参加(枚方市企画課、関西STS連絡会も参加し報告)。
 ◎勉強会の継続(第2回開催…大阪か?)
 ◎評価(感想)
 ・柿久保…
  ①特区法が全国区になっていく実感がひしひしと(交通バリアフリー法への組み込みか、議員立法か…道路運送法の手直しは難しい)。
  ②特区以外の自治体はどう動くか、社会福祉協議会はどう動く?
  ③枚方市の高齢者支援協同組合から、移動送迎NPO立ち上げの相談が入っている。
 ・谷内……
  ①国の方針がぐらぐらしている。②STSを必要としている当事者に比べて送迎サービスは圧倒的に不足(2種免許とボランティア活動は?)。③行政の責任が問われてくる。④STSの情報不足、ニーズの実態資料も不足。

②「世田谷特区運営協初会合-NPOが見解/運賃は1㌔150円上限に」(『東京交通新聞』2003.6.30付)
 ◎世田谷区「特区」NPO有償運送協議会(6月24日)で意見交換。
 ・世田谷移動サービス協議会…運送対価に関する統一見解=①運賃の上限をキロ当たり150円とする、②介助活動関係費用や迎車費用はこれに含まれない。
 ・関東運輸局(オブザーバー)…「迎車料金は運賃の一部であり、具体的な許可申請の際には明確にすべきではないか」と指摘。

討議(議事録):

◎茨木(障害者生活支援センター「ステップ21」):
 ・茨木のSTSネットワーク……①STSの「勉強会」、②「運転者研修会」(9月)を企画・設定。

◎大阪市(松尾氏):
 ・昨年実施の「高齢者送迎補助モデル事業」は、本年度、予算化されていない。

◎守口(守口送迎ボランティア):
 ・他の動きに惑わされずに、“マイペース”で送迎ボランティアに取り組んでいる。

◎尼崎NPO法人アップストリーム障がい者支援センター):
 ・7月26日に関西STS連絡会と共催で「移動送迎ドライバー実技研修会」を実施。
 ・尼崎市から、送迎サービスの昨年実績と経費を参考資料として提供してほしいと依頼あり。
 ・尼崎市の10月「特区申請」は、時期尚早と判断。
  →理由:「特区」での“2種免許問題”“福祉車両限定問題”のしばりになる危険性。

◎福祉タクシー(福祉タクシーつばさ):
 ・近くの福祉団体、障害者支援団体、デイハウスなどとの連携なしでは、維持できない。(撤退する個人タクシーも…)
 ※移動送迎支援活動団体、福祉タクシーでも絶対的に不足→“コーディネーター・センター”的なものが必要になっている。

◎神戸:
 ・7月27日で“阪神移動サービスネットワーク”の「運転協力者リーダー養成講座」(全3回)が終了。→関西STS連絡会で“修了証”を発行。

◎八尾(自立生活センターやお):
 ・八尾市社会福祉協議会が積極的にST支援活動(1000円/1回…月に6回を限度)。

◎枚方市「福祉移送特区」
 ・枚方市「特区」に何が協力できるか……①運転者研修、②調査研究、③課題別協力

◎意見交換:
 ・関西STS連絡会は各地域、団体が幅広く参加している。情報交換によって、それぞれの作業のダブリをなくすだけではなく、地域に根付いたSTSのアイデアを出していこう。(阪大・猪井)
 ・障害者支援費移行による、ガイドヘルプの扱い=車を使った移動介助問題には、現在未整備の“コーディネイト”“マネージメント”の機能が必要になってくる。(柿久保)
 ・STSの安全性確保には、車いすの重量や強度試験も問題である。(尼崎・松岡)

◎「関西STS連絡会」2年目に向けて……運営維持のため、会費の納入を!!
  
 ●「介護外出支援ドライバー研修」を ●「特区」~ガイドラインのチェックを

次回運営委員会:8月2日(土)pm6:00~8:00
         於:NPO日常生活支援ネットワーク事務所