第64回運営委員会
3月1日に「関西STS連絡会」第64回運営委員会が、事務局の「NPO日常生活支援ネットワーク」事務所にて6時から8時半まで開催されました。
■出席された団体・グループ様は以下の通りです。……(参加:14団体)
_自立支援センターOSAKA(大阪市) ・NPO法人「アクティブ ネットワーク」(茨木市)
_NPO法人 障害者生活支援センター「ステップ21」(茨木市) _NPO法人フクシライフ(泉佐野市)
_NPO法人「自立生活センターFREE」(吹田市) _NPO法人「寝屋川市民たすけあいの会地域ケアセンター」(寝屋川市)
・つばさ介護サービス(大阪市) _NPO法人「守口送迎」(守口市)
_NPO法人「いばらき自立支援センターぽぽんがぽん」(茨木市) _移送サービスほっとん(枚方市)
・ホームヘルパーステーション アパラン(池田市) _い〜そらネットワーク(大阪市)
/_大阪大学・交通システム学領域(猪井) _鰍`・B・Aモータース(泉北郡忠岡町)


【議 案】

■ 資料関係:

@「《再生・地域公共交通》まちづくり〜住民による住民のための輸送」(東京交通新聞2008.2.11)
住民の手で過疎有償運送:自家用車過疎有償運送の先駆け、徳島県上勝町。人口2000人余、政府の地方再生戦略では限界集落に分類される。特区ツールを駆使し、観光客送迎や車両共同名義などアイデアを繰り出す。今は「道路運送法」登録要件を一部緩和する「運転者講習簡素化特区」を提案中だ。
 町役場の山田三郎産業課長補佐は「移動したい人が多いのに、バスは本数が少なく、タクシーは町内にない。規制によってドライバーが不足し、住民サービスに生かしきれない。山村は走行範囲が限られ、近場の警察署の交通安全講習を代用すれば足りる」と訴える。
 会員登録利用者318人に運転者16人、車両21台(福祉仕様1台)。1`100円。年間延べ2000人超が乗る。特区案は月内に採否が決定するが、国交省は前向きな姿勢。福祉車両などを増強させる政策目標が背景だ。
住民の手による住民のための輸送スタイルが形づくられつつある。」

A「《国土審》国土形成計画を了承/過疎地有償運送など推奨」(東京交通新聞2008.2.18)
「向こう10年間の国土・地域づくりの指針となる
「国土形成計画」が13日、国土審議会(国土交通相の諮問機関)で了承された。年度内に閣議決定される。新たな国土像として旧来の量的拡大・開発基調を改め「成熟社会型」を目指すとともに、国主導から「分権型の計画づくり」(国・地方の二層体系)への転換を打ち出した。自動車分野ではボランティア自家用車過疎地有償運送や「道の駅」拠点のバスなどを推奨する。
 
同計画は前身の全国総合開発計画を抜本的に改めるもので、国土形成計画法に基づき「全国計画」では、来年度中に8広域地方圏(東北・首都・北陸・中部・近畿・中国・四国・九州)の協議会がそれぞれ「広域地方計画」を策定する。戦略目標として▽東アジアとの円滑な交流・連携▽持続可能な地域の形成▽災害に強いしなやかな国土の形成▽美しい国土の管理と継承▽「新たな公」(住民・NPO・行政・団体・企業の協働)を基軸とする地域づくり――の5項目が掲げられた。
 過疎地有償運送は「公と私の中間的な領域を新たに担う活動」の一つとして位置づけられた。この日、岡村正・国土審会長(東芝会長)が冬柴鉄三国交相に答申を手渡した。」

B「国土交通省主催のフォローアップ検討会で、福祉有償運送制度見直しを行うワーキング設置決まる」(全国移動ネット「ニュースNo16」2008.3.3)
「2007年12月21日、改正道路運送法の第3回フォローアップ検討会が開催された(杉本理事長・報告)。
《国が制度見直しに前向きな姿勢示す》
 藤田旅客課長から「大事なことは地域の足の確保」と口火が切られ、国からは資料の説明が行われた。
◇資料1:運営協議会の設置状況及び登録団体数・車両数
(1)福祉有償運送(07年9月末)……運営協議会:543地域、登録団体:2300団体、車両:13543台(うちセダン:7393台)
(2)過疎地有償運送(07年9月末)……運営協議会:49地域、登録団体:56団体、車両:392台
◇資料2:規制改革推進のための3か年計画
 規制改革推進のための3ヵ年計画で、登録を要しない運送の態様や、運営協議会についてのガイドブック作成と制度の理解促進、事例・Q&A等の内容を検討している。
(1)地域産業振興の促進について
1)「ボランティア有償運送の促進について」の中で、運営協議会が設置されない、構成員が出席しないなどの制度の理解不足や、設置・運営の混乱等の問題が起こっていることを受け、以下ア〜エの具体的な施策が示されている。
ア:フォローアップ検討会の実施  イ:ガイドブックの作成とこれによる制度の理解促進
ウ:地方運輸支局等での相談窓口の開設と、具体的な 問題解決の実施  エ:相談事案等のホームページ上での公表を通じた情報提供
◇資料3:地方分権改革推進委員会の中間的な取りまとめ
 地域分権改革推進委員会が07年11月に出した「中間的な取りまとめ」交通・観光の項目で、自家用有償運送について、過疎地域等で運営協議会の合意が得られない等の声もあり、今後、制度の検証をおこない、登録要件の緩和等の検討をすべきだと記されている。(各省庁にヒアリングがかけられ2〜3年後にまとめが出る予定。)」


■ 報告ならびに今後の課題討議:

(1)松山市「福祉有償運送認定基準」をめぐって:
「以前ご連絡しました松山市「福祉有償運送認定基準」なるものについて、撤回要求を1月20日付けで提出していましたが、2月27日課長より口頭で回答がありました。その要旨は、
@4月に設立する松山市福祉有償運送運営協議会の場で協議したい。
A「認定基準」は撤回し、再検討し「目安」のようなかたちで協議したい
B協議したものはあくまで目安であり、各委員の意見をふまえ改善していくものである。というもので、
 こちらからは
@行政は、福祉移動サービスを担おうとする団体や個人を積極的に掘り起こし、育成支援するとの観点をもってもらいたい。
A家庭に引きこもりがちな移動制約者の「どこかえ出かけたい」との要望を掘り起こしていかないと、介護や障害の重度化を防止できないし、真の地域福祉も進展しないとの立場と、運動を理解すべきだ。と申し入れました。取り急ぎご報告とお礼にて。2008年2月29日 松山 K・K」


(2)NPO法人「守口送迎」:
 守口市社会福祉協議会が移動送迎支援活動から撤退(3月21日)

(3)大阪大学大学院工学研究科・猪井:
 行政における「随意契約」「プロポーザル契約」「入札契約」の問題点

(4)3〜4月度の運転協力者講習会

■「福祉有償運送(及びセダン等)運転者認定講習会」関連

 ◎3月14〜16日/福井移動サービス研究会/関西STS連絡会「運転者認定講習会」(福井県福井市)
 ◎3月17、18日/関西STS連絡会「運転者認定講習会(17)」(大阪市)
 ◎3月20、21日/和歌山県訪問介護事業所協議会/関西STS連絡会「運転者認定講習会」(和歌山県上富田町)
 ◎3月28日/ポテトファーム/関西STS連絡会「運転者認定講習会」(滋賀県長浜市)
 ◎3月28、29日/NPO法人フクシライフ等/関西STS連絡会「運転者認定講習会」(泉佐野市)
 ◎4月11、12日/NPO日本障害者競技支援協会/関西STS連絡会「運転者認定講習会F」(大阪市)
 ◎4月19日/兵庫県高齢者生活協同組合/関西STS連絡会「運転者認定講習会」(兵庫県篠山市)
 ◎4月21、22日/関西STS連絡会「運転者認定講習会(18)」(大阪市)
■「認定代替講習」
 ◎3月11日/関西STS連絡会「認定運転者代替講習会J」(大阪市)
■「市町村運営有償等運転者講習」
 ◎3月 5日/五條市住民厚生課/関西STS連絡会「市町村運営有償等運転者講習」(奈良県五條市)
■「移動・送迎ボランティア研修/運行管理者研修会」
 ◎3月14日/関西STS連絡会「運行管理者研修会A」(大阪市)

(5)NPO法人 移動送迎支援活動情報センター「移動送迎支援活動・研究会」の開催:
■日時・会場:3月15日(土)pm2:00〜、於:自立支援センターOSAKA・2F研修室
【内容】
@ 「11・11関西STSセミナー報告集」の編纂、A猪井氏(大阪大学)による「利用者評価調査」の集約と分析、B全国移動ネットの「全国実態調査」の集約・分析をもとに研究と討議をおこない、大阪府6ブロック運営協議会への「要望書」提出から、さらに@「道路運送法」の運用改善、A「地域助け合い活動」の育成・拡大、B移動困難者の移動を保障する施策拡充などの課題と、活動現場での課題をつなげるものをめざす。


■次回運営委員会:5月3日(土)pm6:00〜8:00
於:NPO日常生活支援ネットワーク事務所