第66回運営委員会
6月7日に「関西STS連絡会」第66回運営委員会が、事務局の「NPO日常生活支援ネットワーク」事務所にて6時から8時半まで開催されました。
■出席された団体・グループ様は以下の通りです。……(参加:10団体)
_自立支援センターOSAKA(大阪市) ・NPO法人 障害者生活支援センター「ステップ21」(茨木市)
_NPO法人フクシライフ(泉佐野市) _NPO法人「自立生活センターやお」(八尾市)
_NPO法人「自立生活センターFREE」(吹田市) _NPO法人「寝屋川市民たすけあいの会地域ケアセンター」(寝屋川市)
・NPO法人「守口送迎」(守口市) _NPO法人「いばらき自立支援センターぽぽんがぽん」(茨木市)
・い〜そらネットワーク(大阪市) /_鰍`・B・Aモータース(泉北郡忠岡町)


【議 案】

■ 資料関係:

@「参議院国土交通委員会で有償運送質疑」(東京交通新聞2008.5.26)
「22日の
参議院国土交通委員会福祉・過疎地自家用車有償運送制度をめぐる質疑があり、「手続きが煩雑硬直的で取り組みにくい」との批判が各地のNPOボランティアから出ていることについて、冬柴鉄三国交相は「実態をしっかりフォローし、制度の周知を徹底していく。重要なことは運営協議会で十分話し合うことになっている」と述べた。西田実仁氏(公明、埼玉)に答えた。
 西田氏は「
通路運送法登録制による書類の手続きは簡素化すべき。運送の対象が介護保険の要介護者・要支援者に限定されていると理解され、無理に認定を受ける人もいる。介護保険制度をゆがめるのでは。過疎地の範囲も限られているとボランティア側はとらえている」などと主張、配慮を求めた。」

A「席離れぬと介助できない/戸惑う福祉現場」(毎日新聞2008.5.31)
後部座席でのシートベルト着用が1日から義務づけられる改正道路交通法。後部座席でのシートベルト非着用者の致死率は着用者の4倍に上り、安全確保を図るのが狙いだ。しかし、障害者福祉の現場では、送迎車内でスタッフがシートベルトをすると介助できなくなる事態も予想される。警察は「停止させて介助を」と指導しているが、現場からは「どこでも停止できるわけではないし」と戸惑いが広がっている。
後部シートベルト義務化
 重度心身障害者のデイサービス施設を運営するNPO法人 W・I・N・G−路をはこぶ(大阪市西成区)では、利用者の大半が車いす生活で、介護タクシーなどで通っている。理事の大槻さん(42)は「走行中でも、たんを除去したり、急ブレーキ時に体勢を戻したりする必要によく迫られる。席を離れないと介助できない時も多いのに」と話す。障害者の移動送迎などのサービスをする約200団体でつくる
関西STS連絡会(同浪速区)には「シートベルトで拘束されるとパニック状態になる障害者には、どうすればいいのか」といった相談が寄せられている
 
大阪府警交通部によると、ベルト装着が療養・健康保持上、適当でない負傷、障害、妊娠中の人除外される。しかし、障害者全員が除外されるわけではなく「個別に判断することになる」と話す。また、介助者については「着用しなければ、介助者自身が事故の際に危険にさらされる」と指摘している。」


■ 報告ならびに今後の課題討議:

(1)関西STS連絡会・会員数:
 227団体・個人(うち会費入金:120団体・個人)【6月7日現在】

(2)移動送迎支援活動について:
 「改正・道路運送法」における、
@市町村、ボランティア団体等が行う自家用有償旅客運送A登録又は許可を要しない運送の態様の、2本立て活用の検討へ。

(3)6〜7月度の運転協力者講習会
■「福祉有償運送(及びセダン等)運転者認定講習会」関連
 ◎6月16、17日/関西STS連絡会「運転者認定講習会(20)」(大阪市)
 ◎7月13日/すさみ町社会福祉協議会/関西STS連絡会「運転者認定講習会」(和歌山県西牟婁郡)
 ◎7月21、22日/関西STS連絡会「運転者認定講習会(21)」(大阪市)
 ◎7月26日/富山福祉移動サービスネット/全国移動ネット「運転者認定講習会/代替講習」(富山県富山市)

■「認定代替講習」

 ◎6月19日/関西STS連絡会「認定運転者代替講習会L」(大阪市)

■「市町村運営有償等運転者講習」
 ◎6月 7日/NP0東吉野村まちづくり/全国移動ネット「過疎地有償運転者講習会」(奈良県吉野郡)
 ◎6月22日/移動ネットみやぎ/全国移動ネット「過疎地有償運転者講習会」(仙台市宮城野区)
 ◎6月 7日/NP0東吉野村まちづくり/関西STS連絡会「過疎地有償運転者講習会」(奈良県吉野郡)

■「送迎ボランティア養成講座」
 ◎7月11日/橿原市社会福祉協議会/関西STS連絡会「送迎ボランティア養成講座」(奈良県橿原市)

運転協力者研修テキスト第5版1,000部上がり。


(4)「移動サービスの利用者ニーズの全国調査」の準備打合せ:
■日時・会場:2008年5月3日13:00〜16:00、於:自立支援センターOSAKA事務所 
■出席者:柿久保、鬼塚(全国移動ネット調査チーム)
■内容
(1)調査の目的とイメージ

 a)移動困難者の姿とそのニーズを明らかにする。
 b)移動困難者のニーズにあったサービスを明らかにする。(利用料の問題など)
(2)調査の成果物
 a)福祉輸送ニーズの全国実態調査報告書  b)自治体等が実施する移動困難者のニーズ調査に関するガイドライン  c)福祉輸送に関する今後の行政施策に対する提言書
(3)調査体制 ……関西と、関東にそれぞれ調査チームを構成し、協力して実施する。
(4)調査範囲
 ・愛知より以東は関東のチームで調査する利用者の回収サンプルは500目標
 ・三重より以西は関西のチームにて調査す利用者の回収サンプルは500目標
 ・上記にあわせて、昨年11月の調査時のNPO事業者の調査も分担して行なう。
(5)スケジュール、実施の手順
 ・11月の中間報告は大阪で開催(40名程度)。3月の最終報告は東京で開催(40名程度)。
 ・5月中に実施計画書を作成し、6月から具体的にスタート。
 ・6月に再度、調査のポイントと進め方のすりあわせを行なう。
(6)その他
 @関西と関東の活動メンバーリストを作成する
 A本調査のメーリングリストを作成する
 B費用は半期で1回締める。


(5)NPO法人 移動送迎支援活動情報センター「移動送迎支援活動・第2回研究会」の開催:
■日時・会場:6月28日(土)pm2:00〜、於:自立支援センターOSAKA・2F研修室
【報告事項】
@国土交通省「フォローアップ検討会」 A大阪府下6ブロック運営協議会からの「回答書」
【議論研究】@「福祉有償運送の協議会制度の研究」 A「地域交通会議と福祉有償運送の課題」
【取組企画】@「自治体担当者などを対象とした基礎セミナー」(今秋の予定)
        Aレポート「福祉有償運送の事業性からみた対価設定に関する考察」送付とアンケート(176団体)。」


■次回運営委員会:7月5日(土)pm6:00〜8:00
於:NPO日常生活支援ネットワーク事務所