『《国交省》有償運送、運用見直しへ/フォローアップ検討会WG/運営協など改善の声』
(東京交通新聞2008.3.31)


 国土交通省は24日、自家用車有償運送の現状と制度運用を総点検する「フォローアップ検討会」のワーキンググループ(WG)の初会合を開催した。自治体が主宰する運営協議会運送の対価基準提出書類などをめぐり改善を求める声が相次いだ。同省は移動サービスを拡大する意向をあらためて説明。今後、月1回のペースで検討を続け、早い時期に登録要件など制度改正につなげる。
 検討会は2006年12月設置。自治体、NPOボランティア、タクシー業界労使などの代表が参画、WGはメンバーを絞った構成とした。
 国交省側から「地域の移動ニーズに応えていくことが喫緊の課題。制度の運用を背景に各地で退出が起きており、全体を見直したい」との考え方が示された。
 運送対価のタクシー運賃「2分の1」基準に関し「硬直的。地域の実情によって設定できるように」「ボランティアなのに、もうけが出ているのでは。もっと安くすべき」「安すぎるので地方ではタクシーの客が奪われている」など多様な見方が示された。経費負担・財源問題についても議論した。運営協に関しては、国のガイドライン以外に独自に定める“上乗せ基準”について、「地域によってオーバールールがあるのは不公平」などの意見があり、特にNPO側からは、提出書類の多さ・煩雑さに抵抗感が示され、サービスの退出につながっているとされた。