| 『《全国移動ネット》福祉有償運送の実態調査/利用増も運転者減る』 (東京交通新聞2008.5.19) 利用者は増えたが、運転者は減少している――NPO法人 全国移動サービスネットワーク(=全国移動ネット、杉本依子理事長)がこのほどまとめた福祉有償運送実態調査結果で明らかになった。
2007年9月時点の登録2300団体のうち460団体から行った制度化後初の大規模調査。2007年10月11日〜同11月16日に実施した。回答率約2割。 NPOボランティア団体の登録前と登録後の比較では、利用者数は11.3%増加したが、運転者数は2.8%減少、収支が悪化している。 利用者数は制度化で認知が高まり増えているが、運営協議会や自治体判断で利用対象から1519人が外されている。理由は要支援認定、経済的に困難な高齢者、他の自治体に居住する障害者など。 今後の団体活動の意向について、「有償運送のみ」活動するとの回答が66%と、登録団体の34%が有償運送登録の範囲だけでは現在の移動ニーズに対応する活動ができないと考えている。「登録を取り下げる」「活動をやめたい」「分からない」を合わせると17%あり、問題点の多くに、登録に伴う事務作業量、人員や経費の捻出があがっている。 全国移動ネットでは今回の調査結果を踏まえ、@登録要件の緩和、A登録不要の態様の整理、B運営協議会の本来目的での適性運営、C第三者による不服申し立て機関設置――を提起している。 |