同友会結成10周年


1926年羅雲奎監督作品『アリラン』の完全再現版
『アリラン2003』大阪上映会
■日時:2005年11月26日
(@午前10時、A午後3時、B午後6時)
■会場:エル・シアター(エル大阪)

(地下鉄谷町線・京阪電車天満橋下車徒歩5分 TEL 06-6942-0001)
■参加協力券:1,500円
■主催:映画『アリラン』上映実行委員会・大阪
TEL 06-6352-2767




【毎日新聞(2005.11.16)】
=大阪ひとめぐり=在日韓国良心囚同友会 李哲さん、柳英数さん、金英姫さん/南北統一へ願い揺るがず

 軍事政権下の韓国で政治犯として監獄生活を余儀なくされた「在日韓国良心囚同友会」は朝鮮半島分断と冷戦の犠牲になった人々だ。1990年12月結成された同会メンバーが中心となり、26日、大阪市内で李斗縺iイドゥヨン)監督リメーク作品『アリラン』(2002年製作)が上映される。逮捕、拷問、処刑……。メンバーは国際政治に翻ろうされた主人公ヨンジンの姿に自らの体験をダブらせる。「植民地解放60年の年。心に響く作品で、南北平和統一を考えるきっかけに」と来場を呼びかけている。
 
李監督作品は、1926年、韓国映画界の先駆者・羅雲奎(ナウンギュ)氏が監督・製作・出演した無声映画『アリラン』を忠実によみがえらせた。ストーリーは、ソウルでの学生時代、「3・1独立連動」に参加し、逮捕、拷問を受けた羅監督自身の半生を反映する、といわれる。
 植民地統治下での公開時、民族の誇りや抵抗を託すような映像表現に民衆は「マンセー(万歳)」と叫び、それぞれの悲運と重ね合わせ、涙ながらに
「アリラン」を歌ったと伝えられる。
 オリジナルの
『アリラン』は、韓国、北朝鮮ともに朝鮮戦争などでフィルムは焼失。「幻の傑作」といわれ、発掘が待望され続ける。リメーク版は
 
リメーク版「アリラン」は羅監督の生誕100周年を機に制作された。
 2003年、ソウルと平壌で同時上映。「
朝鮮民族の魂のうた「アリラン」を通じた統一への願いが反映されている」と同会代表の李哲(イチョル)さん=生野区=は言う。
 
李さんは、ソウル留学中の1975年末、スパイ容疑をかけられ突然、逮捕。死刑宣告までされた。1988年10月の釈放まで、約13年間に及ぶ獄中生活や拷問を体験する。
 1979年8月15日の朝。独房にいると呼び出された。「どこへ連れていくんやろうか」。真っすぐの通路を引かれながら、「しっかりせぇ。見苦しいところ見せたらあかん。へたばらずに歩くんや」と心に言い聞かせた。
 「左へ曲がれば死刑執行場所の独房……。ついに来たな」「光復節や。こんな日に悪いことになるはずないやないか。いや長期囚、死刑囚には無関係や」。自問自答をくり返す。右へ折れた。「わざとじらして執行しようとしてるんやないか」。
 教務官から声がかかった。「おめでとう。今日、減刑が決まった」。長い時間、止めていたようだった息を吐き出した。恩赦で死刑から無期刑への減刑だった。1981年にさらに減刑、その後、1988年に釈放までは7年の歳月を費やした。妻もほう助の疑いをかけられ、3年6ヵ月も拘束を受けた。
 「無実の罪で過酷な獄中生活を送った仲間の中には、
『アリラン』の主人公のように、今も後遺症で肉体的、精神的に苦しむ人がいる。恨みを抱きながら人もいる。民族の悲しみや、やるせなささまざまな時代とも重なる作品」と李さんは話す。
 
柳英数(ユヨンス)さん金英姫(キムヨンヒ)さん夫妻は全羅道(チョルラド)の味を中心とした韓国料理店「エット」と「セント」を営む。『アリラン』上映を応援する同会メンバーだ。2人の最初の出会いは、政治犯として拘束された獄中だった。
 
柳さんは、釜山留学中の1977年春、「国家保安法」違反容疑で逮捕、死刑囚となった。ソウル拘置所から移送された光州刑務所では1980年5月、光州事件に遭遇した。
 柳さん自身の拷問もすさまじかった。あおむけで顔にタオルを置かれ、やかんで水を落とされ続け、窒息寸前だった。地下室での電気拷問は35日間も続き、「全身がちぎれるようだった。」。1984年に釈放。不告知容疑で3年4ヵ月、拘留された金さんを翌月、捜し出し、結婚した。
 柳さんは「右往左往してきた民族のひき裂かれた思いは、消えるはずはない。平和、統一への願いはプレない」と話す。2人は平和を願い、不当に自由を奪われた体験と未来志向の思いを共有する。店名の
「エット」は「懐かしい思い出の場所」、「セント」は「泉わきいずる場所」を意味する。

 上映当日には、「韓日友情年」に合わせて、
「韓日友情のチャンチ(宴)組織委員会」から、来場の中学生以上の先着1500人に「サムゲタン」1パックを進呈する。
 ■上映時間・場所■ 中央区北浜東のエル・おおさかのエル・シアターで。午前11時、午後3時、午後6時の3回上映。全席自由1,500円、65歳以上1,000円、高校生500円。問い合わせは、「映画『アリラン』上映実行委員会・大阪」(06・6352・2767)まで。
 ■参加協力券は、
「セント」(淀川区宮原5、06・6397・8889)でも販売。最寄り駅はJR新大阪駅。営業時間は、ランチタイム(午前11時半〜午後2時)、韓国洒幕タイム(午後5時〜午後11時半)



声 明 書

「国家保安法」を一日も早く廃止せよ

 今、韓国では「国家保安法」の廃止を求める声が国民のあいだに広く沸き上がっている。
 盧ムヒョン大統領も去る9月5日、「国家保安法」は「韓国社会の恥ずべき歴史の一部であり、独裁時代の遺物は博物館に送るべきだ」と述べ、この悪法を廃止する強い意思を表明した。私たち在日韓国良心囚同友会は7、80年に代祖国韓国に渡り、当時の軍事独裁政権によって拘束された「国家保安法」の直接的な被害者として、大統領のこの言葉を全的に支持し、「国家保安法」の即時廃止を強く訴える。
 周知のように韓国歴代の独裁政権は1948年の制定以来、一貫して、この悪法を国家安保ならぬ政権維持のための道具として独裁政治に反対する人びとを弾圧し、民主主義と南北和解・統一の声を踏みにじってきた。「国家保安法」は南北を分け隔てることなく、共に同じ祖国と見る在日同胞青年学生たちを「北のスパイ」にでっち上げ、私たちの平和的祖国統一の思いを「北への鼓舞讃揚」と断罪した。国と民族を愛する在日青年学生たちは「国家保安法」によって過酷な拷問を受け、十数年におよぶ獄中生活を強いられ、私たちの家族と韓国国内の親戚は日々の生活まで監視され、妨害されてきた。
 在日同胞良心囚たちの中には、今現在も拷問と過酷な獄中生活の後遺症のため肉体的、精神的に苦しんでいる人がおり、晴らされない恨みを抱いてこの世を去った人もいる。

 しかし大きな犠牲を払いつつ前進してきた韓国民衆はついには軍事独裁政権に終止符を打ち、金大中政権と盧ムヒョン政権の登場、「開かれたウリ党」と「民主労動党」の大躍進まで実現するにいたり、2000年6月の南北首脳会談と各種の相互往来を実現し、オリンピックでの南北単一チームの構想まで実現視している。今や南北和解の動きはあらゆる分野に目ざましいものがあり、冷戦時代に制定され、北の脅威を口実に民主勢力を弾圧してきた「国家保安法」はすでに誰の目にも明らかに時代錯誤的なものとなっている。
 我々は歴代の政権が存続させてきたこの悪法を盧大統領自ら廃止すべきだとしたことに拍手を送るとともに、新たに召集された17代国会も国民の切実な願いが何であるかを認識して、この悪法を一日も早く廃止するよう求めるものである。

■ 「国家保安法」を一日も早く廃止せよ
■ 韓国政府は在日同胞良心囚の名誉を回復し、国家次元の賠償をせよ
2004年9月28日      
在日韓国良心囚同友会



《はじめに》
北朝鮮・竜川住民への
        緊急支援を訴えます!!

 日頃より「在日韓国良心囚同友会」の活動に多大なご協力を頂き、誠にありがとうございます。
 本日は皆様に緊急なご案内を申し上げます。
 皆様方も新聞、TVなどを通してご存知のことと思いますが、4月22日午後2時15分、中国国境に近い北朝鮮の竜川の鉄道駅で列車の脱線、衝突による大爆発事故が起こり、大きな被害が出ました。
 北朝鮮当局の発表によると、現在のところ160名以上が死亡、1300名が負傷。負傷者のなかの約300名は生命が極めて危険な状態にあり、小学校の児童たちがかなり多いそうです。竜川駅近くの竜川小学校は授業が終わったばかりで、直後の爆発により建物の天井が崩れ、その下敷きになった模様です。民間家屋は全壊1850戸を含む8100世帯が破壊、公共施設129ヵ所も壊れました。韓国の報道機関は1トン爆弾が一度に100個爆発したほどの威力だったと伝えています。
 爆発現場には深さ15メートルもの巨大な穴が生じ、その半径2キロメートル以内の地域は被害が深刻だとしています。写真で見る竜川の市街地は一面廃墟と化して、さながら原爆投下後の広島・長崎のようです。
 現地に派遣された国際合同調査団は、被害の深刻さと極端な医薬品不足を全世界に訴えています。全身に火傷を負い、失明し、喉や肺までも焼けている生存者と、住居を失った住民に対する緊急な支援が要求されています。医薬品、食糧、飲料水、毛布、仮設住宅、すべてが絶対的に不足し、治療すれば助かる幼い生命がなすすべもないまま死んでいっています。27日も「一つの病院で15名の子供が医薬品不足のために死んだ」と報道されました。
 眼帯を付けただけの状態で、簡易ベッドの上で苦しんでいる子供たちの姿はあまりにも痛々しく、私たちの胸をえぐります。

 韓国、中国、ロシア、EU、米国、日本、オーストラリアの7ヵ国は人道支援を表明して、即時援助に動きはじめました。中国からは救援物資を積んだトラックが陸路搬入を開始し、韓国では与・野党、経済界、民間団体、メディア各局が全社会的、全同胞的に募金・援助活動に入りました。小・中学校の児童たちも次々と援助金を集めています。
 カトリック教会の国際カリタスからカリタス・ジャパンへの援助要請も届いています。

 このような緊急な事態のなかで、私たちは皆様に訴えます。事は急を要します。小額でも結構です。自己責任を問わない良識ある人がいることを見せて下さい。どうか今すぐお近くの郵便局に行かれて、この緊急援助に是非参加して下さるようお願い致します。
 皆様の誠金は“カリタス・ジャパン”を通じて、必ず竜川の負傷者の元に届けます。
 祈りのうちに。
2004.4.29 在日韓国良心囚同友会代表 李 哲 拝


北朝鮮住民に愛と食糧を! 緊急キャンペーン委員会(事務局 在日韓国良心囚同友会)
【募金振込先】
郵便振替口座「00980−5−32409/北朝鮮住民に愛と食物を!委員会」




=皆様に食糧支援を訴えます=
 皆様もよくご存じのように、北朝鮮では数年来、深刻な食糧不足が続いております。私たちは今まで何度か皆様に北朝鮮住民への食糧支援をお願いしてきましたが、今年ももう一度、北の子供たちに温かい愛の手をさしのべて頂くよう、お願い致す次第です。
 アメリカは対アフガン戦争がほぼ決着するや、今度は北朝鮮などを「悪の枢軸」と名指し(1月29日)、矛先を北に向けました。私たちが以前から心配していたことがにわかに現実のものとなりつつあります。ブッシュ大統領は先日の訪韓の際、市民・民衆運動など600団体の猛烈な抗議を受け、さすがに「戦争の意図はない」と改めざるを得ませんでしたが、それでもアメリカ政府の本心のありどころは明らかです。
 このような流れの中で、北の住民に対する食糧支援は今後ますます難しくなると思われます。世界のNGOからの支援も2、3年前から急激に減り、今はほとんど止まっていますし、カトリック教会傘下のカリタス・ジャパンも今年はついに財政が底をつき、今秋に予定している第16回目を最後に食糧支援を中止せざるを得なくなったそうです。
 国連の世界食糧計画(WFP)は4月10日、「加盟国からの拠出不足のため、今年は北朝鮮で640万人が深刻な食糧危機に陥る」と警告し、「年内に36万8千トンの追加支援がなければ、今年の半ばから女性、高齢者、子供らが危機に直面する」と指摘しました。(4月11日付日経新聞)。

 私たちは今まで皆様から寄せて頂いた真心を食糧に替え、カリタス・ジャパンの支援の一部として送ってきましたが、もしかすると今回の訴えが最後のものになるかも知れません。
 しかし私たちは、一人でも多くの子供の生命を助けるためにこれからも食糧支援の灯火を消すわけにはいきません。WFPの平壌駐在員だったエリック・ガートナー氏が一昨年の11月、「北の子供のこの瞳がある限り、食糧支援は続けていく」と言っておられた言葉が思い出されます。
 不景気の最中、皆様も色々大変でしょうが、どうか北の子供たちに一食のお昼代を送って下さるよう、よろしくお願い致します。
  2002年5月    
北朝鮮住民に愛と食糧を! 緊急キャンペーン委員会(事務局 在日韓国良心囚同友会)

【募金振込先】
郵便振替口座「00980−5−32409/北朝鮮住民に愛と食物を!委員会」


メール・アドレス:korea@e-sora.net

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