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野宿脱出後の生活保護受給者(単身高齢者)の
支援のあり方に関する調査報告書
2001年3月
さつきつつじ会
はじめに
野宿生活を余儀なくされている労働者が生活保護を受けようとするとき、住居をいかに確保するのかという難関があります。それをのりこえ、生活保護を受けるようになっても様々な問題に直面します。
例えば、日雇生活から月8万円の消費生活への切り替え、金銭管理の問題、病気とのつきあい、入院のこと、隣近所との関係、サラ金問題、障害をもったときのこと、以前の友人との関係、万が一の不幸のときのこと等々です。
特に、建設日雇一本の仕事人間だった人が8万円の消費生活者になり、生活のリズムをつくることには大きな苦労がともないます。また、からだが動かなくなっても家族という受け皿がないため介護保険を利用できず、社会的な入院で人生のさいごを迎えさせられる現実があります。
そこで、野宿に二度と戻らず、釜ヶ崎−西成の地域で穏やかな生活をつくっていくために、野宿脱出後の生活保護受給者のニーズ調査を実施しました。
生活を作り上げていくとき、どんな問題に直面したか、どんなサポートが必要だったかを調査し、援助のあり方を検討していきます。
調査はさつきつつじ会が主体となり、以下のグループの協力を得て行いました。多くの方々にご協力をいただいたことを感謝します。とりわけ阪東氏には調査データの集計分析考察の大変な作業をしていただきました。また、平山先生、中山先生には貴重なアドバイスをいただきました。この場をかりて厚くお礼申し上げます。
調査研究グループ
さつきつつじ会
つきみそうの会
NPO法人日常生活支援ネットワーク
平山洋介(神戸大学助教授)
中山徹(大阪府立大学教授)
阪東美智子(兵庫県立福祉のまちづくり工学研究所研究員)
2001年3月
さつきつつじ会 森口芳樹
ニーズ調査は社会福祉・医療事業団(高齢者・障害者福祉基金)の助成金により実施しました
目次
はじめに
第1章 序論
第1節 調査の目的
第2節 調査の方法
第2章 調査結果
第1節 対象者の属性
第2節 健康状態
第3節 就労状況・就労に対する希望
第4節 普段の生活状況
第5節 住宅の状況
第6節 近隣関係
第7節 居宅保護
第8節 福祉サービス
第9節 釜ヶ崎との関わり
第10節 自由意見
第3章 考察
第1節 調査結果から見えてきたこと
兵庫県立福祉のまちづくり工学研究所 阪東美智子
第2節 支援活動における「自立」の概念について
神戸大学助教授 平山 洋介
第3節 生活保護とNPOの役割 〜ニーズ調査結果からみえるもの〜
大阪府立大学教授 中山 徹
第4節 地域に根ざした生活づくりのために
さつきつつじ会 森口 芳樹
アンケート調査票
参考資料 西成区の住宅事情
あとがき
インデックス 次章(第1章)
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