《第24回 東大阪国際交流フェスティバル》
「“新しい友人”が東大阪で
共に生きいきと暮らせることを願って…」
東大阪国際交流フェスティバル実行委員会 衣川 康裕
 

24回 東大阪国際交流フェスティバル(動画)!!

参加者みんなで「ウエルカム・ニューフレンド」
 緑色、茶色、赤茶色さまざまな色のカレーが、一つのプレートに並んでいます。とてもおいしそうな、さまざまな香辛料の香りがします。タイ、ベトナム、フィリピン、インド、日本の5種類のカレーです。そのうち3種類を選んで食べるという形で売られていた180食のカレーは、あっという間に完売となりました。第24回フェスティバルの特別企画「ウエルカム・ニューフレンド」では、さまざまな国のカレーやカレーパンを味わうこと。それぞれの国の食文化を通じ交流を深めようというものでした。カレーを提供したくれたのは、タラート&ダンサーズ、八尾ベトナム人会、カワチカユマンギグループ、ガンガジ、さらんばんのみなさんが早朝からご協力をいただきました。当日の販売は、実行委事務局の青年プロジェクトの皆さんです。
 東大阪といえば「ラグビーのまち」ですが、パンに例えるなら「カレーパン」です! 今回、小阪駅近くにある「ヴィドフランス小阪店」のご協力で、フィリピンと日本のカレーのカレーパンを
130個製造していただきました。店長さんによると「その国ならではのパンチがあって、おもしろい」と。さらにガンガジさんからも「インドキーマカレーパン」50食を製造していただき、彩を加えていただきました。やはり即、完売となりました。
 ほかにもベトナムのサンドイッチ、バインミーやフォーや、定番になっている各国のご自慢の食べ物を、じっくりと味わうことができました。

今年も盛況! 「こどもたちの広場」!!
 こどもたちの広場では、いろんな遊びに加えて、今回は、多くの国の国旗と文化を取り混ぜたデザインの“力士”を使い、「トントン相撲」をしました。近畿大学文化デザイン学科の学生さんたちの協力を得て実現したもので、こどもたちは夢中になって楽しんでいました。自然な形で多文化に親しんでいく姿が印象に残ります。

舞台出演の緊張感! 達成感! 安堵感!!
 舞台では、美しい民族衣装に身を包んだ出演者らが熱演され、観衆が一瞬も飽きることなく、惹きつけられる演目が続きました。タイの歌と踊りを披露したタラートさんは、「今年は客席のノリがよく、とても楽しく踊ることができた」と。またタイ現地のテレビ局も来場しており、インタビューも受けておられました。
 私は毎年、舞台進行の手伝いをしていますが、出演される方々の緊張感と、出演後の達成感と安堵感に満ちた表情が大好きで、本当にさまざまな国の独自性や、小学生からご高齢の方まで年齢を問わず、いきいきと演奏、舞踊を披露されている姿から活力をいただいています。観衆の皆さんと出演者が一体となったときには心の奥で、「よっしゃ」と叫んでいるのです。


今回も圧巻の「パレード行進」

 このフェスティバルで、もっとも文化を肌で感じ、感動を得る催し。それは「パレード」です。今年も長堂小学校を出発し、三ノ瀬公園まで車道を練り歩きました。中国東北地方の踊り「ヤンガー」をはじめ、韓国・朝鮮の「農楽隊」、タイの踊り等が民族衣装をまとい駅前から公園まで進んでいく姿は«鳥肌が立つ»ほどの迫力と、美しさ、力強さが伝わってきます。このパレードの実現には、いうまでもなく地域の自治会、商店街、布施警察や、観衆の皆さんのご協力なしには決してありません。感謝につきます。

 
来年また必ずお会いしましょう。最後に“新しい友人”が東大阪で生きいきと暮らしていけるよう、私たちも共に力をあわせていきたいものです。私たちは、これからもずっと“ともだち”です。
(事務局・衣川)