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車いすトラブル日記

■ 走行距離が短くなったと感じたら・・・ ■

バッテリー チェックが必要かも

 バッテリーを長く、良い状態で使用するためには、 「過放電や過充電に気をつける」ことが重要です。

 バッテリー残量ランプが、「要充電」近くになったら充電するように心掛けてください。バッテリーを過放電さ せると寿命が極端に短くなることがあります。

 とても寒い季節は、バッテリーにとっても働きが悪くなる季節です。気温が10℃の場合、30℃の時と比 較して約20%走行距離が短くなります。

 バッテリーは、充放電を繰り返すとサルフェーションという不活性物質が極板に生成し、少しずつ電気を取り 出せる量が減少していきます。通常は、長い充放電のサイクルによって蓄積され、「寿命」となるのですが、 新品同様のバッテリーでもサルフェーションが発生することがあります。
 特に、長期間使用しなかった後や、冬場など気温が低いときに発生する場合があり、「走行距離が著しく短くなる」という症状で表面化します。

 このような早期に発生したサルフェーションの場合、当社充電器の「均等充電」機能を用いて充電すること によりバッテリーを活性化し、容量回復できる場合があります。

(手順は下図参照)
 上記症状が発生した場合や新車納品時、またバッテリー交換時には、この「均等充電」を実施していただきますようお願い致します。

(注)均等充電機能は車いすの機種によっては無いものもあります。

(注)均等充電を何度も繰り返し行いますとバッテリーを劣化させることがあります。



手順1.リセット

車いす後方の持ち取手付近にあるバッテリーコネクターを一度抜き、5秒程度待って再び差し込みます。

※コネクタは2ピン(右)、または4ピン(左)のどちらかで可。
バッテリーの写真
手順2.リセットの確認

車いすの電源スイッチを[入]にしたとき表示器に[bcC]に3秒ほど表示されることを確認します。確認後、電源スイッチを[切]にします。

※[bcC]と表示されない場合は、手順1に戻ります。
コントローラの写真
手順3.均等充電

充電プラグをコンセントに挿入し、途中で中断することなく充電完了[End]まで充電してください。   完了

■ トラブルベスト3 ■


第一位 パンク
やっぱりパンクが一番多いです。
最近の電動三輪車はノーパンクタイヤのものが多くなりましたが電動四輪車のほとんどがチューブ入りです。
対策としましては、やはり早め早めのタイヤ交換でしょう。
タイヤ・バッテリーなど消耗品に関しては補装具の修理券で早めに申請されるのがいいでしょう。

第二位 操作制御部の故障
脳性マヒ障害者で緊張の強い方が破損されることが多いです。それと、雨に濡れてショートし誤動作を起こすか止まってしまうこともあります。この場合は現場での修理は不可能な事が多いので予備を持っていって交換します。

第三位 フレームの破損
外国製の電動車いす(クイッキー・アクション)のフレームは永久保証か10年保障になっていますが、国産車は折れる事があります。
乗っている方の体重のことは言いませんがステップ部分の破損が多いです。 この場合は代車を持っていって乗り換えということになります。無料ステップの場合は予備と交換します。


緊急ではないが結構多い故障
★スズキMC−15・16のバッテリー液不足による充電不良。
 MC−15・16にお乗りの方でモニターに”C−5”の表示が出ることがないですか?
 バッテリー液が不足して充電が出来ない状態になっています。  バッテリー液を補充してください。
★充電器内蔵型車いすのコードの破損。
★アームレストパイプ(肘のせ部分)の破損。

■ 車いす使用上の注意点 ■


段差の下り
段差は基本的にさけるようにしましょう、前向きに下りると車いすから落ちる危険性があります。
やむを得ない場合は後ろ向きにゆっくりと降りるようにしましょう。
段差の上り
逆に段差を上るときに前輪を上げすぎるとバランスを崩し、支えきれず転倒する場合がありますので注意が必要です。

人混みの多い歩道
歩道、特に人混みの多い商店街などを歩くときには前を歩いている人の足に追突しないように気をつけましょう。
人通りの多いところを歩くときには、押す人は車いすの全長を考えゆっくり歩くようにしましょう。


車道
車道を通るときは端に行くほど傾斜がきつくなるのでまっすぐ行くのがむずかしい。
また、転倒しやすいので注意して走行しましょう。