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「被災地における障がい者、移動制約者への移動送迎支援活動基金」運営委員会
(略称:ももくり送迎基金)
大阪市浪速区敷津東3丁目5番15KSプラザ3F 関西STS連絡会内
TEL/FAX:06-6636-6360   E-mail:momokuri-sts@e-sora.net
【郵便振替口座】■記号番号:00920-3- 166076 ■名称:ももくり送迎基金






2018.6.18大阪府北部で震度6弱の地震》

――2018年6月18日(月)7:58ごろ、大阪府北部(高槻市、茨木市、枚方市)、京都府南部などで震度6弱を観測する地震がありました。その他、北摂地域(箕面市、豊中市、吹田市など)や東部大阪地域(摂津市、寝屋川市など)でも震度5クラスの地震が発生。また、大阪市内でも震度4を観測。気象庁によると「大阪府高槻市を震源(北緯34.8度・東経135.6度)としたマグニチュード6.1、震源の深さ13kmの地震が発生」とあります。
 被災されている皆様には、心よりお見舞い申し上げます。(「被災地における障がい者、移動制約者への移動送迎支援活動基金」運営委員会(略称:ももくり送迎基金)――


《続報》大阪北部地震の現地報告『備忘録』(7月18〜19日)
7月18日(水):
10-13:伊藤豊
・出動:
1
7月19日(木):
10-13:福田
・出動:
1

特記事項:19日の送迎をもって、本件は終了する。

(報告:伊良原淳也、2018.7.20

ももくり送迎基金
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大阪北部地震の現地報告『備忘録』(7月9〜13日)
7月9日(月):
10-13:伊藤豊
・出動:
1
7月10日(火):
10-13柿久保
出動:1
7月11日(水):
10-13:伊藤豊
・出動:
1
7月12日(木):
10-13:柿久保
・出動:
1

特記事項:柿久保さんが送迎終了後、倉敷へ情報収集へ向かう

7月13日(金):
10-13:伊藤豊
・出動:
1

(報告:伊良原淳也、2018.7.13

ももくり送迎基金
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大阪北部地震の現地報告『備忘録』(7月5〜8日)
7月5日(木):
9-13:伊良原、・9-13:伊藤豊
・出動:
1
・相談・面談等:
0
 大雨警報が発令のため災害ボラセン業務は、ニーズ受付(電話・来所)を除き休止となる。
7月6日(金):
10-13柿久保
出動:1
・相談:
0
 当初から6日7日の2日間は天候に関わらず、災害ボラセン業務はニーズ受付(電話・来所)を除き休止となる。
【大雨・洪水警報発令】
7月7日(土):
上記取り扱いを受け、活動休止。
夜、大国町事務所にて、今後の活動方針を協議。
伊良原常駐は明日、
8日午前中までとなる。
送迎活動当面継続。中央グランドに車両を留め置き、ドライバーが茨木まで電車で通う。
以後の送迎相談と配車等は電話等で行う。
7月8日(日):
9-12伊良原 
上記方針をもとに、社協ボラセン担当者に説明を行う。

 
(報告:伊良原淳也、2018.7.9

ももくり送迎基金
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《続報》大阪北部地震の現地報告『備忘録』(7月2〜4日)
7月2日(月):
11-17:伊良原、・13-17:中村(連絡会個人会員)
・出動:
0
・相談・面談等:六條、大山
7月3日(火):
9-17:伊良原 ・9-17:伊藤豊
出動:0
・相談:
1 ボラセン経由(翌日からの出動に備え、依頼者宅訪問と用件先までの経路確認)
・面談等:六條、大山、
遠藤、STS会員(茨木在住)
7月4日(水):
9-14:柿久保 ・9-17:伊良原 
出動:1
・相談・面談等:六條

市役所横の中央公園
(報告:伊良原淳也、2018.7.5

ももくり送迎基金
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《協力要請》
大阪北部地震「救援チラシ」配布にご協力ください
(報告:福田悠介、2018.7.5

【救援チラシ配布に ご協力ください】
 2018年7月3日現在、災害救助法が適用された府内13市町において、要支援者の安否確認が完了した自治体は、ゆめ風では確認できていません。戸別訪問で安否確認を進めている自治体がありますが、完了するのはまだ先になります。
 では、支援が届いていない障害者(障害者手帳の有無、重軽度問わず)といち早くつながり支援を届けるため、救援チラシを作成し、配布を始めています。普段からサービスとつながっていない人、孤立していた人、これまでなんとか暮らしていたがこの地震で立ち行かなくなった人など、特に心配しています。
 ぜひこのチラシを大いに拡散、お知らせいただき、必要な人に支援が届くよう願っています。
 地域などで配布くださる方、大歓迎です。

●茨木市版:
http://www.e-sora.net/momokuri-sts/osakajishin_ibaragi.pdf
●高槻市版:
http://www.e-sora.net/momokuri-sts/osakajishin_takatuki.pdf
●共通版:
http://www.e-sora.net/momokuri-sts/osakajishin_kyotu.pdf

 ゆめ風基金まで連絡いただければ、チラシを送ります。
 よろしくお願いします。(
NPO法人 ゆめ風基金)

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被災障害者支援
NPO法人ゆめ風基金
533-0033大阪市東淀川区東中島1-13-43-106
TEL 06-6324-7702 FAX 06-6321-5662
https://yumekazek.com/
https://yumekazek.com/blog/
yumekaze@nifty.com

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《続報》大阪北部地震の現地報告『備忘録』
6月27日(水):
9-16:柿久保、・9-17:伊良原
・出動:
0
・相談・面談等:黒澤(日本財団)、中島(レスキューアシスト)他
2
6月28日(木):
9-17:伊藤豊 ・9-13:柿久保 ・9-17:伊良原
出動:0
・相談・面談等:六條、大山、
STS会員(茨木在住)
6月29日(金):
9-17:伊良原 ・12-17:福田
出動:0
・相談・面談等:ボラセン経由
1、中島(レスキューアシスト)
6月30日(土):
9-17:伊良原 ・9-17:石原(京都運転Vo
出動:0
・相談・面談等:遠藤・六條・大山・
STS会員(茨木在住)
7月1日(日):
11-17:伊良原
11-17:岩本(アクティブネットワーク、県外ボランティア送迎兼務)
出動:0
・相談・面談等:六條・大山

     
茨木市役所本庁9階より   市役所横の中央公園  
(報告:伊良原淳也、2018.7.2

ももくり送迎基金
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みなさまへ
■先週6月22日と今週6月25日に被災地支援の方針についての会議をしましたので、その結果をおしらせします。
 
22日は、各方面より60名ほどの方が来てくださいました。しかし当日は情報の共有が精いっぱいで、今後の方針までは決められませんでした。
 「ほくせつ
24」という茨木の団体に、半壊の家に住む当事者メンバーがいて、早急に引っ越しを考えなければならない。
 「ぽぽんがぽん(茨木)」の児童デイサービス拠点が、やはり建物の損傷が激しく、移転か大規模改修かを迫られている。
 その他としてしては、茨木も高槻も大規模な建物損傷やメンバー宅の被害はないということでした。

今後の支援の在り方については、本日、話し合いました。
 今日の「ゆめ風基金」の災害支援の方向についての会議は、
1.緊急支援の必要な2団体については、障害者大阪連絡会が窓口となり対応する。
2.日ごろ、サービスを受けていない障害者の支援は、障害者相談窓口に災害時の対応を書いたものを「ゆめ風」から送付したうえで、障害者個人にはできるだけ地元の相談支援や災害ボランティアセンターを活用してもらうビラを配布し、両者が対応できないことを「ゆめ風基金」が対応するようにする。
3.したがって、チラシは相談支援事業所、災害ボランティアセンター、移送サービスの関西STS連絡会を紹介したうえで、「ゆめ風基金」の番号も載せたものを配布する。
4.今回は、どこのボランティアセンターも人が余り気味になっているようなので、片づけはできるだけそちらを利用してもらい、大阪として、被災地障害者センターの設置はしない。 (以上)
ゆめ風基金 八幡 隆司
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被災障害者支援NPO法人ゆめ風基金
533-0033大阪市東淀川区東中島1-13-43-106
TEL 06-6324-7702 FAX 06-6321-5662
https://yumekazek.com/
yumekaze@nifty.com

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報告》大阪北部地震 報告

2018年6月25日(月)午前:ゆめ風基金にて会議
【出席者】平下(夢宙)?(リアライズ)冨田(ちゅうぶ)細井(障大連)八幡(ゆめ風)椎名・小林(大阪ボランティア協会)・湯井(大阪防災士協会)――先日
6/22の救援本部会議を受けての会議。
6/22は障害者団体だけではなく、被災地支援に長けた団体からの参加も多かった。
高槻・茨木・箕面・吹田・大阪市内各地の報告と、今後の方針が主な話題となったが、熊本地震のような障害者手帳を持っている人全員に「SOSチラシ」を配布して、隠れたニーズへどうアウトリーチするのかに多くの時間が割かれた。
方向性が定まらないので、平下氏の提案で障大連と関西実行委員会の関連だけで一旦集まって、実際に被害があった茨木市の「ぽぽんがぽん」の支援から考えようという運びとなった。
6/25の会議では、高槻の「花の会」や茨木の「ぽぽんがぽん」、「ほくせつ24」に関して、関係性のある障大連と関西実行委員会がかかわっていく。
個別ニーズにかんしては、各市の相談支援機関に「SOSチラシ」を置き、そこで挙がってきた案件で障害者支援の要素がある場合は、ゆめ風基金につないで、そこから人手が必要な場合は災害ボランティアセンターと連動して活動にあたるという方向になった。
今回は被災障害者救援本部は開設せず、入ってきた案件をその都度対応していく。

6月25日(月)夜:大阪災害ネットワーク会議
 
6/21より2日に一回開催されている共有会議。今回は高槻市の関西大学で開催。
 世話役団体である大阪府市社協・生協・日赤・大阪ボランティア協会・ゆめ風基金をはじめ、大阪に入っている災害支援団体、高槻の消防、大学等が参加。毎回
60名が出席。
高槻・茨木・摂津・箕面・吹田・枚方・大阪市内・京都南部各地の様子や、その日の活動報告。その後、障害者支援・物資不足・送迎などテーマごとからの報告。
各地の現状は、塀や屋根の取り壊しやブルーシート貼り。抑えるための土嚢の調達。土日には多くのボランティア(各市200人くらい)に対して、案件が30件くらい。家の片づけやごみだし、災害ボランティアセンターの情報発信ビラまきをしていただく。
茨木市内では壊れた店舗での窃盗が多く、青年会議所がボランティアを募り夜警を実施。
次の課題として、物資の確保。またブルーシートが充分なかたちで貼れていないため、関係者向けに貼り方レクチャーを進めていく。
ごみも焼却所が手続きが煩雑なため、今後、簡略化できないかを交渉する。
障害者支援だが、ニーズがあがってこない。また避難所に来ている人もあまりいない。しらみつぶしに回っていくイメージが他の参加者には多いが、支援を日頃から使っている人たちはどこかで対応は進んでいるので、福祉サービスを利用していない人たちの窓口となることが課題。
各市の相談支援機関に災害時「SOSチラシ」を案内し、個別対応でゆめ風へつないでもらう。その流れで人的支援が必要な場合は、災害ボラセンに相談する。
2018.6.27 NPO法人 日常生活支援ネットワーク 椎名 保友


速報
2018年6月22日:
 「大阪救援本部会議」(ゆめ風基金を含む大阪の障害者団体等で結成)がNPO法人 日常生活支援ネットワーク(関西STS連絡会・事務所)で開催され、今回の6月18日大阪北部地震による被害状況、潜在するニーズ等について、報告と情報交換が行われました。

2018年6月25日:
 ももくり送迎基金・運営委員3名(【委員長】柿久保浩次(関西STS連絡会)、【事務局長】伊良原淳也(関西STS連絡会)、【委員】六條友聡(関西STS連絡会))が、茨木市災害ボラセン(社協)を訪問し、担当者と意見交換を行う(高槻市災害ボラセンにも訪問)。

2018年6月27日〜:
 伊良原氏+運転協力者1名(台)程度で、移動送迎支援活動を開始することになりました。

※@随時、被災地支援活動の情報を報告するとともに、A被災地に必要な移動送迎支援活動の諸費用(交通費、燃料代等)の支出に関する基金運用については、ももくり送迎基金「交付要綱」に従って、各委員に執行の稟議を行います。
2018.6.26 事務局

「被災地における障がい者、移動制約者への移動送迎支援活動基金」運営委員会
(略称:ももくり送迎基金)

大阪市浪速区敷津東3丁目5番15KSプラザ3F 関西STS連絡会内
TEL/FAX:06-6636-6360   E-mail:momokuri-sts@e-sora.net


大阪北部地震に関するレポート(速報)
――2018年6月19日現在――
ももくり送迎基金・事務局 福田 悠介(関西
STS連絡会・事務局)

2018年6月18日(月)7:58頃、大阪府高槻市を震源(北緯34.8度・東経135.6度)としたマグニチュード6.1、震源の深さ13kmの地震が発生。
 大阪府北部(高槻市、茨木市、枚方市)、京都府南部などで震度6弱を観測。
 その他、北摂地域(箕面市、豊中市、吹田市など)や東部大阪地域(摂津市、寝屋川市など)でも震度5クラスの地震が発生。また、大阪市内でも震度4を観測。
 活断層の影響による断層帯地震とのことですが、震源地が「有馬−高槻断層帯」「生駒断層帯」「上町断層帯」など複数の断層帯が交錯している地点であるということや、また、地表に地割れ等の形跡がないため、正確にどの断層が動いたかは現時点で特定は難しい、または、特定に時間がかかるとのこと。現時点では有馬−高槻断層帯の可能性が大きいとのこと。
 大阪府北部では19日午前0時までに震度3を1回、震度2を5回、震度1を11回観測。

■地震の影響
・茨木市、高槻市、大阪市東淀川区などで4名の方が亡くなられた。
 原因として、2件が歩道でのブロック塀の転倒(手抜き施工、老朽化が影響とのこと)、2件が家屋内の家具の転倒。
 大阪、兵庫、京都などで約300名の方が負傷。
・家屋倒壊:高槻市や茨木市を中心に築年数の古い家屋がところどころ半壊、一部損壊している模様。大阪市内では倒壊等の目立った被害はないが、一部損壊などしている箇所がある模様。
 大阪府下などで26件の火災が発生。
・道路状況:高槻市では道路が陥没し、水道管が破裂するなどして冠水している場所もあり。その他、高槻市や茨木市を中心に、ところどころ陥没している箇所がみられるとのこと。
 ブロック塀の転倒、瓦が転落、ガラスの飛散などの箇所もみられるとのこと。
 大東市(東部大阪地域)では水道管が破裂し、水が噴き出している箇所があった。
・ライフライン:大阪市内の一部で一時停電が発生したが、すぐに復旧。ガスについては、多くの世帯で安全装置が作動。水道については問題ありませんでした。
 高槻市、茨木市では一時多くの世帯で停電が発生、現在は復旧しているとのこと。ガスについては断栓している世帯が10万戸以上あり、復旧については長い地域で10日程を要するとのこと。水道については高槻市を中心に断水している地域があり14万人に影響しているとのことで、行政の災害支援対策として18日夕方から給水を始めているとのこと。

・交通状況:
●鉄道

 大阪市内では大阪メトロが一時全面運行停止、安全点検後、順次運行再開。メトロ御堂筋線については、北大阪急行線と連絡している影響もあり復旧が遅れ、18日22時頃に運行再開。
 JRについては、JR東海道・山陽本線は18日15時頃に再開。その他JR西日本は18日終日運休。大阪の主要路線である環状線を含めた一部路線では、列車から乗客を降ろし、線路を歩いて駅に向かってもらうという対応を行ったとのこと。
 その他在来線については、阪急電鉄が駅の損壊などによる影響で終日運休。19日には運行再開。京阪電鉄なども一時運休していたが、18日当日夜には運行再開。
 今回、通勤・通学時間帯の発生のため、一時列車内に閉じ込められるということが、各路線で発生した。
●道路
 高速道路では名神高速、中国道、近畿道など一時通行止め。阪神高速についても全面通行止め。当日正午過ぎには全面開通。
 鉄道の麻痺と高速の通行止めの影響から、大阪市内(浪速区近辺)では一時、酷い渋滞が発生。列車の再開と高速の再開により、当日正午過ぎには概ね解消していた様子。但し、北部に向かう新御堂筋などでは全く動かないということは無かったが、終日混雑が発生していた模様。
 今現在の高槻、茨木の道路交通状況は未確認。
●その他
 空路は伊丹空港発着便約80便が欠航。

■地震発生からの動き
 7:58発生。柿久保8:30頃、福田8:15頃に自法人「日常生活支援ネットワーク」事務所に到着。
 利用者の安否確認等の法人事業対応を進めると同時に、大阪北部の関係団体へ連絡。
 また、茨木市が地元である、伊良原【全国移動サービスネットワーク、関西STS連絡会、ももくり送迎基金】、遠藤氏【全国移動サービスネットワーク、関西STS連絡会】、六條氏【関西STS連絡会、ももくり送迎基金】の安否確認を行うとともに、状況を確認。
 発生から概ね3時間内には関係団体、各個人との連絡が取れた。
伊良原:事務所に向かう途中に被災。交通機関の麻痺のため、移動できず最寄りである遠藤氏の「アクティブネットワーク」に避難。状況が落ち着いたところで帰宅。怪我等はなく、19日には通勤路線である阪急電鉄の再開したため事務所に来られた。ただし、自宅のガスの断栓が続いているため、ガスの使用は不可。
遠藤氏:「アクティブネットワーク」事務所で被災。「アクティブネットワーク」事務所の建物自体には破損等はみられないが、屋内上階が物で散乱しているとのこと。photo添付2点】
 
六條氏:自宅で被災。少し落下物はあったが怪我等はない。福田が電話連絡した時点(18日10時頃)ではまだ自宅におり、今から所属団体の「ぽぽんがぽん」に向かうとのこと。団体の被害、被災障害者の状況などわかれば、「ゆめ風基金」に連絡して下さいとお伝えした。
高槻市関係:
・はなの会⇒震源地に近い場所に事務所があるが、大きな被害は無し。
・すまいる⇒柿久保が電話で状況を確認。大きな被害は無し。
茨木市関係:
・アクティブネットワーク⇒
上記事務所建物内が散乱。
・ぽぽんがぽん⇒大きな被害はないとのこと。「ゆめ風基金」には報告。
・とよかわ福祉会(伊良原が理事を務めている)大きな被害はなく、伊良原から「ゆめ風基金」に報告。
・個人(男性)⇒阪急電車内で被災。1時間半の監禁状態のあと、線路を歩いて茨木市へ。
 コンビニ、スーパーでは食料、飲料水が空の状態であった。
寝屋川市関係:寝屋川市民たすけあいの会(関西STS連絡会会員)大きな被害はないとのこと。
守口市関係:守口ボランティア送迎(関西STS連絡会会員)大きな被害はなかったが、やはりエレベーターが動かないことによる高齢者への対応が必要だった。
吹田市関係:個人(障害当事者・女性)怪我等、被害は無し。交通機関の麻痺から移動できない。
豊中市関係:「ゆめ風基金」役員が中心に関係団体へ聞き取り。大きな被害は報告されていない。
箕面市関係:豊能障害者労働センター⇒団体内では大きな被害は確認されていない。
池田市関係:個人(障害当事者・男性)自宅で転落物が少しあったが、怪我などは無し。ただ、マンション6Fに住居があるため、エレベーターが動かず軟禁状態(19日にはエレベーター再開)。
ゆめ風基金:18日20:00頃、八幡理事に福田が連絡を取った時点では、各地域、関係障害者団体に大きな被害はないとのこと。ただこの時点で、エレベーターが動かないことで自宅に軟禁状態の障害者が多くいるとのこと。長引けばそういった対応も考えなければいけないとのこと(19日には府内概ねのエレベーターは動いている模様)。
 災害支援団体ネットワークの会議中だったとのことで、またそこでの情報があれば連絡して下さるとのことです。

■発生した問題点
●エレベーター問題

 都市災害の問題として以前から懸念はしていたが、やはりエレベーターが動かないため自宅で軟禁状態や駅から出られなかったという障害者の事例が、多く報告されている。
 八幡氏との話でも出たが、エレベーター停止状態が長引けば、もっと多くの混乱が生じたはず。
●交通機関の問題
 通勤・通学の時間帯にもろにかぶっていたこともあり、通勤・通学難民が多く発生した。また、運休が夜まで長引いたこともあり、帰宅にも多く影響した。大東市に住み東淀川区の団体に所属している方は、徒歩で2時間半かけて職場に向かったとのこと。
 また、列車からおりて線路を誘導した対応について、車いす利用者は難しいという障害当事者の意見も聞いた。
 公共交通機関の麻痺から道路交通状況にも影響し、一時大変な渋滞が発生。余談ですが、大阪府知事が渋滞にはまって、1回目の府災害対策会議に間に合わなかったとか…。
●家屋・構造物・家具の問題
 熊本地震では家屋自体の倒壊で亡くなられた方が多くいたが、今回の死亡者は塀の転倒、家具の転倒で亡くなられている。建物や構造物の老朽化や施工状態の点検が必要であると同時に、各世帯の家具転倒防止対策が改めて求められる。
●通信手段の問題
 通常電話は回線が、混雑していたため1時間程ほとんど繋がらず。メール、SNSでの連絡対応となった。
●ライフライン・備蓄の問題
 ライフラインについては目立った大きな問題は発生していないが、高槻市、茨木市ではガス、水道の断栓断水の影響で少なからず影響は出ており、ガスの再開については長い地域では10日ほどかかるため今後混乱が発生する可能性あり。
 備蓄については、やはり各世帯、個人の備蓄の無さなど、大阪の防災意識の低さが露呈したのではないかと感じる。北部地域では、やはり買い込みなどが多く発生し、コンビニなどでは空の棚が目立ったとのこと。今回については、流通の再開が早いと思われるので、今後大きな問題の発生はないとは思われるが、今回以上の大きな災害が発生した場合には、この限りではないのではないかと感じる。
福田 悠介(ももくり送迎基金)

 ■引き続き、被害情報などお寄せください!!

●関西STS連絡会●
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●被災障害者支援 認定NPO法人 ゆめ風基金●
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2018.4.9島根県西部で震度5強の地震》

――2018年4月9日午前1時32分ごろ、島根県西部で震度5強を観測する地震がありました。気象庁によると「震源地は島根県西部で、震源の深さは約10キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は5.8と推定」とあります。被災されている皆様には、心よりお見舞い申し上げます。(「被災地における障がい者、移動制約者への移動送迎支援活動基金」運営委員会(略称:ももくり送迎基金)――

■「関西STS連絡会、NPO法人 全国移動ネットの会員さんには、情報の収集をおこないましたが、現時点で人的被害は確認できませんでした。」(関西STS連絡会・事務局)

■「ゆめ風ネットしまね事務局:太田明夫さん発2018年4月10日午前:Facebook)
 4月9日午前1時32分ごろ、突然の揺れで飛び起きました。幸い自宅は、日常でも時折崩落する本の山が崩れた程度で、格別の被害はありませんでした。すぐに近所の独居高齢者の安否確認に行きました。
 明るくなるのを待って、市内6つの障害者団体で構成する「特定非営利活動法人ふくしネットワークにじ」の事務局に電話連絡をし、関係施設はいずれも人的にも施設的にも被害なしとの返事をいただきました。その上で、市内各施設を実際に回って確かめることにしました。
 「障害者自立支援事業所 どんぐり」(
NPO法人 どんぐり)、「社会福祉法人銀の鳩 はとぽっぽ」、「社会福祉法人 亀の子」、「ひまわり」(社会福祉法人 昇陽会)、「清風園」(島根県社会福祉事業団)、「障害者自立支援事業所 さざんか」(NPO法人 さざんか)では、建物・人的被害等ないとのことでした(移動中の事故を防ぐ意味で休みにした:1ヵ所)。
 このほか、大田市社会福祉協議会、大田市地域福祉課・障がい者福祉係を回って、各施設からの情報を確認しました。なお、個人の被災状況については直接把握が難しいため、社会福祉協議会、市役所に資料を複数お渡しして、情報提供をお願いしておきました。
 さらに、独居の視覚障害、身体障害の友人に電話による安否確認をした上で、所属する会を通じて個人の被災状況について把握されたら連絡をいただくようお願いしました。
 各施設でも、利用者の自宅等に関する被害があった場合にも「ご相談」くださいと伝え、資料をお渡ししておきました。
 参考までに、各施設の位置図のわかるページをつけておきます。

 
https://map.goo.ne.jp/search/address/32205/genre/15002002/

 ■引き続き、被害情報などお寄せください!!

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●ゆめ風ネットしまね事務局(太田明夫)●
E-mailyumekaze-net-shimane@home.nifty.jp
TEL・FAX
0854-83-2183/携帯:090-4899-1658
694-0223 島根県大田市三瓶町池田3268-3
●被災障害者支援 認定NPO法人 ゆめ風基金●
E-mailyumekaze@nifty.com
TEL
06-6324-7702FAX06-6321-5662
〒533-0033
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―《コミュニティに根付いたインクルーシブな
地区防災を考えるセミナー》
―熊本地震の経験に学ぶ―
報告:移動ネットおかやま 中村守勝

 2017年3月26日に「被災地における障がい者、移動制約者への移動送迎支援活動基金(ももくり基金)」と「日本福祉のまちづくり学会関西支部」の共催による“熊本地震の経験に学ぶ”セミナーが、大阪大学中之島センターにて開催された。
 この日は、左肩負傷の稀勢の里が優勝した大相撲大阪場所。
2試合が引き分けで再試合となった高校野球も観ずに、50人余りが大阪大学中之島センターでのセミナーに参加。うち約10人が、車いす、視覚障がい、その他の障がいのある方々という、大阪らしいセミナーとなった。講演部分を要約してお伝えしたい。

生々しい経験と今後に向けた貴重な教訓
 「被災者の尊厳を守る」と題して講演に立たれた花田昌宣氏(熊本学園大学社会福祉学部教授)は、2016年4月の2度の大地震(震度7)と相次ぐ余震、自らも自宅が被災(現在も、みなし仮設暮らし)されるなか、障がいがある者もない者も受け入れて避難所運営を実践し、「熊本学園大学モデル」として多くの教訓を示唆された。
 教授らが理事長、学長に声をかけ大学校舎を開放。被災直後に同大学には約750人が避難。そのうち障がい者は
60人だった。社会福祉学部の教授、避難学生も含め学生300人で30人ずつのローテーションを組む。また専門職(卒業生)に連絡し、60人の支援体制を固めたという。(以下、花田先生のご講演より。)

―発災後の避難所は地域の縮図―
 閉所する最後まで避難所に残ったのは障がい者、高齢者、生活困窮者たちで、地域の「災害弱者」の受け入れを実践したことは、メディアや関係者からインクルーシブな避難所運営として高く評価された。障がい者・高齢者の脱施設化と地域移行の流れを踏まえた災害時緊急避難のあり方を考えていくべきということ。障がい者であれ「要配慮者」「要援護者」であれ、被災時まで施設入所者ではなく地域で暮らしていた人たちだ。避難所で排除、隔離をしないというは、当たり前の原則。また指定福祉避難所も被災しており、職員不足もあって、ほとんどの指定福祉避難所では機能がマヒしていた。

―障がい者受入れスペースの確保へ―
 具体的には、障がい者に対する合理的配慮として、スペースの確保と支援体制を構築した。医師の巡回と日常的対応、個別ヒアリングが功を奏した。グループホームで被災し、丸ごと避難した人たちもいた。発達障がい、自閉的傾向、うつ等で病院に通っていた人たちにも、傾聴・見守り・配慮で対応した。人工呼吸器の電源確保、障がいのある人が支援の側に立つことも大切。教室をひとつ開放すれば、障がい者のスペースは可能なはず。

―今後に生かすべき教訓・震災前のあり方が問われる!!
 「必要とする人がいる限り避難所は閉じず」を原則に、避難者の帰宅困難状況の把握と、避難所から自宅、新たな住居など次のステップへの支援をした。また個別対応段階で、生活保護課や地域包括支援センターとの連携も持った。

 しかし日常の地域の中で、障がい者、高齢者の姿が見えなければ合理的配慮も共生社会も根付かないと花田氏は話す。益城町に移転した「被災地障害者センターくまもと」では、現在、福祉有償運送の準備中ということだ。被災地の地域創生のなかで、また一つ移動制約者の“移動の確保”の灯がともった気がした…。


2017年3月26
“熊本地震の経験に学ぶ”セミナー
石塚裕子(大阪大学)
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―《コミュニティに根付いたインクルーシブな
地区防災を考えるセミナー》
―熊本地震の経験に学ぶ―

 1995年阪神・淡路大震災以来、災害時における障がい者支援の充実は喫緊の課題です。しかし、2016年4月に発生した熊本地震においても“安否確認の連携”“避難所のバリアフリー”“緊急情報の保障”“個々のニーズへの対応”など従来からの課題が山積していました。
 また、防災、減災には、平時の備えが大切といわれ、国は「要援護者名簿の作成」「福祉避難所の指定」などの制度を整えてきましたが、
計画時における当事者参加や共助関係づくりの不足、障がい者の自助に対する意識の低さなどの理由により、その効果は限定的であると言わざる得ない状況です。
 そのような中、
熊本地震において、障がいがある者もない者も受け入れ、合理的配慮に満ちた避難所運営を実践された熊本学園大学の取り組みは「熊本学園モデル」と呼ばれ全国から注目されました。
 本セミナーでは、熊本地震の経験から学び、コミュニティに根付いたインクルーシブな地区防災を可能とするために、必要な取り組みは何か、備えておくべきことは何か、行動していくべきことは何かについて、障がい当事者、支援者が共に考えていきます。


―コミュニティに根付いたインクルーシブな
地区防災を考えるセミナー―
熊本地震の経験に学ぶ

■ 日 時 : 2017年3月26日(日)14:00〜17:00
■ 会 場 : 大阪大学中之島センター703会議室
(大阪市北区中之島4-3-53)
■ 参加費 :無料
■主催:一般社団法人 日本福祉のまちづくり学会関西支部
    被災地における障がい者、移動制約者への移動送迎支援活動基金
(略称:ももくり送迎基金)
■後援:大阪大学未来共生イノベーター博士課程プログラム

【参加申し込み】
@氏名、A連絡先(メール又は電話)、B懇親会参加有無をご記入の上、
下記の担当までメールで申し込みをお願いします
3月19日(日)先着順】
・石塚(大阪大学)(y-ishizuka@respect.osaka-u.ac.jp
・柿久保(ももくり送迎基金)(stsosaka@gmail.com

■セミナー次第

《@セミナー》
■開会挨拶:三星 昭宏(近畿大学名誉教授)
■総合司会:石塚 裕子(大阪大学)
■基調講演:
「被災者の尊厳を守る―熊本地震避難所『熊本学園モデル』を通して(仮題)」
講師:花田 昌宣氏(はなだ まさのり)
(熊本学園大学社会福祉学部教授・水俣学研究センター長)
■パネルディスカッション:
「地域に根付いたインクルーシブな地区防災とは」
コーディネーター:柿久保 浩次(ももくり送迎基金)
パネリスト:
花田 昌宣(熊本学園大学教授)
中村 守勝(NPO法人移動ネットおかやま)
伊藤 豊 (NPO法人こうべ移動ネット阪神淡路震災支援経験者)
西村 秀樹(視覚障がい者・守山市UDまちかどウォッチャー)

《A懇親会(立食)》
於:9階交流サロン(参加費¥3,500)

チラシは【ココから】



《お問い合わせ》関西STS連絡会
TEL:06-4396-9189 Email:k-sts@e-sora.net


2016熊本地震情報》

――4月14日21時26分に熊本県熊本地方で発生した地震(前震:マグニチュード「6.5」、震度「7」、震源の深さ「11km」)、続いて4月16日1時25分の地震(本震:マグニチュード「7.3」、震度「6強」、震源の深さ「12km」)で発生した「2016熊本地震」は、広範囲に死者49人を含む甚大な被災を生じさせているにとどまらず、今も頻繁な予震を生みだしています。被災されている皆様には、心よりお見舞い申し上げます。――


■《熊本地震・被災地支援活動報告》初動救援活動の終了と、今後の継続した熊本被災地支援の課題
2016.8.1 ももくり送迎基金 福田 悠介
4月14日、16日に熊本県熊本地方を震源とした、震度7の大地震が2度にわたり発生。また、大きいものでは震度6を観測する余震が断続的に発生し、震源地に近い益城町や西原村を中心に広い範囲で甚大な被害が出ました。35,000棟以上の家屋が全壊・半壊の判定を受けており、一部損壊も含めると160,000棟以上の被害にのぼり、3,700人以上の方々が避難生活を強いられています(7月26日現在)。

熊本地震被災地支援活動を開始
 地震の発生をうけ、ゆめ風基金:八幡理事と共に、ももくり送迎基金の先遣隊として私(福田)が
18日に現地入りしました。
 
2度目の地震発生から2日しかたっておらず、現地はまだまだ混乱状態にあり、情報がほとんどない中での現地入りでしたが、現地の障がい者団体や支援団体とお会し、また、全国移動サービスネットワークから発災直後にコンタクトを取っていただいていた現地の理事である小出氏(熊本県高齢者障害者福祉生活協同組合)とお会いすることができ、早い段階での被害状況や支援状況の情報を得ることができました。
 地元団体と連携して救援活動に入らせていただくことを確認し、ももくり送迎基金として
5月GW明けから以下の移送ニーズを中心に救援活動を開始しました。
○発災後に“福祉避難所”の指定をされた熊本県身体障害者福祉センターの運営責任者を小出氏が引き受けられたことをうけ、身障センター避難者の足の確保のための移送支援。
○被災障がい者の救援活動を目的として、熊本の地元障がい者団体や支援団体、
20団体ほどが集まり立ち上げた「被災地障がい者センターくまもと」(代表:倉田哲也氏 事務局長:東俊裕氏)との連携と、移送ニーズへの対応。

被災障がい者の方々の課題の顕在化
 今回、初動救援活動で現地入りしたことで見えてきた状況として、内陸部で発生した地震ということもあり、水害等の影響もなかったために自家用車の破損や消失は少なく、車社会である熊本ですが、自身で運転できる方の移動は保たれていました(そのことは、大量の車中泊の避難者を発生したことにも現れていると思います)。また、比較的に都市型ということもあり、ある程度の公共交通機関は整っており、早い段階で復旧したことによって、公
実績数
  件数 人数 回数
5 39 46 85
6月 65 70 141
7月 11 12 20
合計 115 128 246
共交通機関を利用できる方は、それらを利用することができる状況であった。
 ただ、“不安障害”などのある精神障がい者や、もともと狭い地域や社会資源の中で生活していた方々は、自宅から離れた場所への避難生活のために生活範囲が広域になってしまい、自身での移動が困難になってしまった方が多く発生し、顕在化しているような印象を受けた。また、福祉サービスとつながっていない被災障がい者の支援においても、いろいろと生活に困難を抱えた方々、多くはボーダーに近い精神障がい者の方々の問題が、一挙に顕在化したようなイメージが印象的であった。

初動救援活動の終了と、今後の熊本被災地支援に向けて
 
6月末で身障センター避難所が閉鎖したことをうけ、ももくり送迎基金としての初動救援活動は、7月中旬で一時終了することになった。ただ、避難所から仮設住宅入居へのフェーズ移行期である現在、現地ではまだまだ厳しい状況が続いていることに加え、益城町や熊本市街地から離れた場所に建設された巨大仮設団地の動向を注視し、地元団体からの情報を共有しながら、その状況の応じて必要な支援を続けていくことが必要だと感じます。
 今回見えてきた課題として、常総水害時とは違い“ももくり送迎基金”として、比較的、主体で動いた事例であったため、一つの組織としての活動範囲の見極めが必要であったこと。そしてフェーズ毎に沿った活動方針の判断の難しさを大きく感じました。ただ、上記とも重なりますが、やはりいずれは地元に引き継いでいくべき活動ではあるので、地元団体との連携や調整の中で、その時の状況に応じた判断をすることが必要だと考えます。
 今回の熊本地震では、地元で中心となれる団体やキーパーソンとの平時からネットワークがあったことで、迅速な対応や救援活動を開始することが出来ました。今後、いつどこで起こるか分からない災害に備えて、日ごろから全国的なネットワークを構築していくことが、ますます必要であると強く感じさせられました。と同時に、今回、大きく報道された福祉避難所の在り方の問題の中でも、移動送迎支援活動の必要性を同時に働きかけていくことが大切だと考えます。
 各地から応援をいただいた運転ボランティアの皆さま、ご寄付いただいた皆さまに、心から感謝します。」


被災地移動支援(熊本)レポート2
2016.7.7〜7.8
移動ネットおかやま・中村守勝
←ココから


■事務局:福田悠介発信2016.6.30現在)
本日、熊本県身体障がい者福祉センター・福祉避難所が閉鎖されました。避難者の皆さんは、みなし仮設などに移られました。数名、別の避難所に移られたという方もいらっしゃいます。
 身障センターの移動送迎支援についても、個別でお話しさせていただいて、一部のケースを除き終了させていただくようお話しさせていただいております。ただ、一部、引き続き外出先によっては利用させていただきたいという相談も受けております。「もしも困れば一度連絡をください」とは、お伝えしております。ただし「
2,3週間先の依頼を約束することは難しい」「できれば長くて1週間先位の依頼でお願いします」とお話しさせていただいております。
被災地障害者センター依頼ケースについては、数件、継続的なケースの送迎依頼があります。こちらも上記の内容で個別にお話しさせていただいております。被災地障害者センターケースに関しては、被災ニーズ以外のケースや、別で調査が必要なケースなどがありますが、出来る限り福田が対応出来るようにしています。
もう、すでにご存じの方もいらっしゃると思いますが、テクノ仮設団地で入居辞退が516世帯中100世帯ほど出ているそうです。入居はまだ始まっていないので、また辞退世帯が増えるかもしれません。理由としては、やはり交通の利便性の問題が大きいようです。一応、行政もバス路線の増設や、スーパー等の仮設店舗を作る予定とのことです。」
2016.6.29 熊本日日新聞 ←ココから




被災地移動支援(熊本)レポート
2016.6.96.17
移動ネットおかやま・中村守勝
←ココから




■事務局:福田悠介発信2016.6.10現在)
「“移動送迎”に関して、利用件数としては、毎日、ほぼ横ばい状態で活動を続けています。利用内容としても、通院、通所、住宅関係の利用がほとんどです(この1週間は、ご家族のお見舞いという利用が、ほぼ毎日ありましたが、ご本人の通院ではないので来週以降は減らしていただくようお願いしました)。当日の依頼もそこそこあり、昨日も当日依頼で2件走りました。
 また、身障センターとは別の避難所に避難されている、ある利用者の方が個人的にその避難所で宣伝されたため、ちょこちょこと問い合わせの連絡が入ってきます。ただ、その避難所が身障センターから遠い中央区の北西寄りにあるため、すべての依頼を受けることは困難な状況で、内容によって障害者や高齢者などの要援護者の方を優先順位に判断し、対応させていただいています。


身障センターの避難所
(現在、15名の方が避難されています)を、6月末で閉鎖するとのことです。一昨日(8日)に方針決定されたようで、避難者の方にも周知されています。避難者の方には、みなし住宅など行き先が決まっている方もいれば、益城の仮設住宅の抽選結果待ち方、重度障害のため条件に見合った住宅がなかなか見つからない方、生活保護その他制度のボーダーがあるため、条件に見合った住宅がない方など、まだ見通しが立たない状態の方もいらっしゃいます。
 小出さんや行政関係?の方々が、なんとか行き先が決まるように個別で対応されています。


「被災地障害者センターくまもと」
の方は、全体的な印象として、まもなく被災から2か月で、初期に多かった片付けニーズから具体的な介助など、少し込み入ったニーズに変化してきているように感じます。さらに、きめ細やかな傾聴支援が重要であるという印象です。
 継続して、“移動送迎”の案件は、ももくり送迎基金に回してくださっております。


今後の活動方針
 柿久保さんには、直接、電話で話させていただいておりますが、身障センターの避難所閉鎖のあとの活動方針も、考えていかなければならないと思われます。今後の活動方針については、小出さんとのすり合わせが大切なので、避難者の行き先に関する個別案件への対応が落ち着けば、福田の方からも、そういった話もしておきます。
 出来る限りの状況報告はお送りいたしますので、役員の皆さん方のご意見もいただければと思います。よろしくお願いします。

◇現在は、昨日到着の中村さん(移動ネットおかやま)、本日帰阪の村井さん(関西
STS連絡会)の人員となっています。
 引き続きよろしくお願いいたします。   
2016.6.10 福田悠介」


■横山和廣(移動ネットおかやま)発信2016.5.25

■熊本地震災害で、移動支援の活動がスタートしました。
「ももくり送迎基金」の柿久保さん、伊良原さん、福田さん、全国移動ネット、関西STSのスタッフが中心となり、支援が展開されています。

 私も、熊本災害の移動支援に
5月21日から行ってきました。
・支援の拠点は、熊本県身体障がい者福祉センターが活動拠点となって、避難されている障がい者の外出支援を中心に活動が行われています。
・移動のニーズは、被災者証明の交付が始まったことから、被災者の手続きのための役所や病院等への日常生活への移動ニーズが増えはじめています。
・被災状況は、益城町の状況がクローズアップされていますが、熊本市内の至るところに被災が見られます。
・支援のための宿舎は、全国移動ネット((熊本)ふくし生協)の小出理事の紹介により熊本市内の居宅が活動宿舎として確保されており、運転ボランティアには比較的恵まれています。
・移動支援の活動が、少しずつ避難者に認知され初めており、依頼が今後増えてくることが予想されます。関西
STSから2台の福祉車両が持ち込まれていますが、車両、運転ボランティア共に支援が必要になりますので、皆様のご協力をお願いします。

○東日本の災害支援で石巻の支援を教訓に、被災地・熊本で活動してみませんか。
「くまもんの地で移動支援でつながりましょう!
「頑張れ熊本、がんばれ九州!!
(横山和廣)


■事務局:福田悠介発信2016.5.28現在)
【写真左】横山さん(移動N岡山)と小出さん(ふくし生協)/於:益城
【写真中、右】被災地障害者センターくまもと事務局長・東さん/於:益城


■「ももくり送迎基金」緊急運営会議2016.5.7関西9名参加、東京3名ネット参加)
□当面の方針:
1.「福祉避難所」
(「福祉身体障害者センター」内に開設:身体20人、視覚10人、聴覚10人)の避難者ニーズの移動支援の対応。運営は「(熊本)ふくし生協」を含め、市内の3団体で運営。
2.「被災地障害者センターくまもと」(熊本の障害者団体や障害者支援団体、親の会など20団体ほどのネットワークで組織)。
 から上がる個別の移動支援ニーズへの対応。
1.2.ともに連携をしている「(熊本)ふくし生協」専務理事・小出氏(全国移動ネット理事)を軸に、「ももくり送迎基金」として移動支援を取組むこととする。(全国移動ネット、関西STS連絡会で、広範に被災地移動支援活動を呼びかける)
□活動期間:
2016年5月〜8月を目途(以降は、現地の状況を見て判断)。
□拠点:
・熊本県高齢者障害者福祉生活協同組合(略称「(熊本)ふくし生協」)
・車庫:熊本県身体障害者福祉センター

□支援体制:
・「(熊本)ふくし生協」小出氏と連携して、移動送迎支援のシフトを構成。支援ボランティアの割振りを行う。
□使用車両
2〜4台、自家用車の持ち込みも歓迎)
・ファンカーゴスロープ(NPO日常生活支援ネット)導入済。
・ミニキャブスロープ(
NPO移動送迎支援活動情報センター)導入済。
・ハイエースリフト(
NPO日常生活支援ネット)導入予定。
・「(熊本)ふくし生協」ハイエース(「ももくり送迎基金」で修理:見積
50万円)。
・各地関係者の持ち込み車両。

□現地事務局:
小出、柿久保、福田。
□協力者の受け入れ体制:
 伊良原(大阪)が集約し、共有ファイル機能を活用し現地と調整する。
□宿泊地:
・「(熊本)ふくし生協」小出氏の紹介の民家(中央区帯川:家賃5万・水光熱費込)。
 ※寝具(寝袋)、洗面用具等は各自で持込み。

□経費(ももくり送迎基金・各種助成金から):
 宿舎家賃、ガソリン、運転協力者の現地入り・戻り交通費(実費)を支給する。

 などが、
5月7日「ももくり送迎基金」緊急運営会議で確認されました。

■第3陣〜:
5月11日から柿久保氏が熊本の現地入りし、「(熊本)ふくし生協」小出氏と、被災地「移動送迎支援シフト」構成の整備を行うことになっています。
5月15日からは、福田氏が現地に。

■【運転ボランティアとしてご協力くださる方へ】
 シフトを組みますので、下記にご連絡ください。(現段階では1日2名を受け入れる予定です。)
Email:iraharaj@gmail.com(伊良原淳也:ももくり送迎基金運営委員)
・電話:
06-4396-9189(関西STS連絡会)

■【支援募金を送金してくださる方へ】
・【郵便振替口座】■記号番号:00920-3- 166076 ■名称:ももくり送迎基金
・【ゆうちょ銀行 四一八支店】■口座番号・
普通2649612 ■名義人:ももくり送迎基金


【第2陣:熊本現地報告2016.4.30〜5.4)】
 
4月30日。ももくり送迎基金より、柿久保、福田で出発。今回は日常生活支援ネットワーク所有車両のファンカーゴでの熊本現地に入りました。
  ももくり送迎基金:熊本地震被災地支援について(報告メモ)
ふくし
生協
 全国移動サービスネットワーク:小出理事を中心として、被災地移動支援を行う。
 事務局
体制
 小出氏が行い、ももくり送迎基金でバックアップを行う。
 拠点や事務関係の諸々も近日中に話し合う。
 期 間  2016年5月GW明け以降、体制が整い次第(目途は未定)。
 対 象  身障センターに避難されている方を中心。
 ただし、益城、西原への応援も考えておきたい(柿久保)。
 なお、「被災地障害者センターくまもと」が行うニーズ調査から上がる案件に関しては今後検討が必要。
 車 両  ファンカーゴ(日常生活支援ネットワーク)完了。
キャラバン(日常生活支援ネットワーク)予定。
当面2台で配車。
 駐車場  当面、他団体に間借り。難しければ早急に探す。
人 員  ももくり送迎基金、及び全国移動サービスネットワークを通して、全国に呼びかけを行う。
また、九州、中国地方の近隣他府県にできる限りの要請を行いたい。
地元ボラの募集。
宿泊施設  県外ボラの宿泊施設をさがす。たとえばウィークリーマンションなど。
※ふくし生協所有のハイエースが破損したため、修理費用50万円の助成を行う。


【参考:2016年5月1日/発信:ゆめ風基金(八幡隆司)】
熊本ボランティア募集開始!!
 「被災地障害者センターくまもと」が、応援ボランティア募集を開始しました。
・福祉経験1年以上で、1週間程度以上入って下さる方が助かります。
・寝るところはありますが、布団がないので、寝袋持参でお願いします。
・詳しくは「熊本障害者労働センター」にお問い合わせください。
861 熊本市東区長峰西2-6-11
 電話:096−234−7728
 e-mail:hisaitikumamoto@gmail.com
 やることは当面障害者のニーズ調査や、被災地障害者センターくまもとの広報活動となります。
 現地に行ける方は、よろしくお願いします。


2016年4月21日/発信:ももくり送迎基金(福田悠介)】
○今回、ゆめ風基金:八幡さんと被災地の障害者支援団体を中心に回らせていただき、また、全国移動ネット理事・(熊本)ふくし生協:小出さんとも、お話させていただくことが出来ました。八幡さんとの各訪問先には、「ももくり送迎基金」の説明もさせていただいております。
○被災地状況(21日現在)
熊本市内は、

 断水状態が続いている地域も多くあり、また自宅が損壊したケース、片付けがまだ手付かず、また、余震も続いている為、避難所に避難されている方が多くいらっしゃる模様。余震がそれほど多く無い市外地域に避難されている方も多く、そういった方が日中に自宅に戻られたり、物資を調達する為に車で外出している等の影響(もちろん救援車両も多いと思いますが)で、市内を中心に、一時的な激しい渋滞が発生しております(特に夕方から晩にかけての時間帯と国道
3号、57号線)。ただし、熊本市内の町作りも、城下町を整備した作りになっており、慢性的な渋滞も多いとのこと。
西原、益城町は、
 被害が大きい地域のため、まだ初動期のレベルです。人の救助というのは完了しているのかも知れませんが、損壊した家屋の片付けはこれからなところが多く、道路状況も陥没や崩落などで通行止めの場所も多いです。
その他の地域、
 八代市以外は、被害が大きかった南阿蘇を含め、未確認です。
○避難所と避難者
 熊本学園大学にヒューマンネットワーク熊本のメンバーを中心に、高齢者、障害者が多数避難している状況。避難者の把握などはスムーズに回っている様子。ヒューマンネットワーク熊本のメンバーは、自宅に戻られたり、借り上げを探すなど、早い段階の撤収を検討しているとのこと。
 その他、市内には福祉避難所という指定された避難所は無いとのこと。なので、避難行動要援護者の方は一般の避難所に避難しているか、避難所に避難出来ていない方も多いはずです、八幡さん曰く、今後、熊本の防災計画の見直しは確実であろう、とのこと。
 障害者に関しては今後、
「被災地障害者センターくまもと」が行政に要援護者名簿の公開を求めるなどして、安否確認が開始するであろうと思います。
 あと、益城町総合体育館避難所だけ少し訪問しました。見る限り高齢者は多いようでしたが、まだまだ騒然とした状態で、運営側の避難者把握もちゃんとは出来ていない様子。
○交通手段
 熊本市内は概ね鉄道が復旧している模様。路線バスに関して、走っていたのは見かけましたが、路線ルートやアクセスのし易さなどは未確認。鉄道でカバーできていない地域を路線バスでカバーしている感じで、路線バスを利用しないと行けない場所も多いと思われます(例えば、くまもと障害者労働センターやふくし生協の事務所がある長嶺など)。
 益城などの中山間部は、公共交通機関は路線バスのみ。熊本全域を通して、自家用車が需要な交通手段となっていると思います。
 ですので、元々の移動制約者や潜在的なニーズは確実にあります。
○被災地の移動
 上記の通り、まだまだ初動対応の地域も多く、まだそういったニーズは聞くことは出来ませんでしたが、少し落ち着いた頃には確実に上がってくると思われます。また、こちらも潜在的なニーズかも知れませんが、熊本県の透析患者比率も多いということで、透析患者の送迎ニーズもあるということは聞きました。福田がお会いした方は自身が透析を受けており、病院で他の患者から話を聞いた中には、今は家族が送迎しているが、家族が仕事に出始めれば足が無くなってしまう方もおられるとのこと。
○移動送迎団体
 (熊本)ふくし生協に関しては、介護派遣事業を中心に行っており、対象者は障害者、介護保険の両方で、送迎サービスと介護サービスを、一体的に提供しているなど頭の下がる活動をされているそうです(福田も本業頑張らねば)。
10台の車を所有し、スタッフ全員がヘルパー資格と運転研修修了していて、全員がそういったサービスを提供可能たそうです。歴史も長く、市内でも老舗の団体だそうです。
 その他の団体に関しては、熊本で
10団体ほどが有償運送の登録をしているが、ほとんどが小規模な活動とのこと。この辺りの事情は全国移動ネットの皆さんの方が詳しいかと思います。
○今後
 福田個人の意見として、潜在的ニーズを含め必要性は必ず出てきます。ということを前提に、今後、移動支援のニーズ調査や現場の状況把握を含め、新しくて正確な情報収集が必要なので、《関係者の継続した現地入りが必要》だと思います。
 また、熊本は障害当事者の活動が活発なので、「
被災地障害者センターくまもと」と連携した情報収集も大変有効だと思います。
 今回の訪問時も上記したように、障害者支援関係者の方には、何かあれば連絡を下さいとお伝えしました。ただ、そこから漏れる高齢者のニーズに対しての、しっかりとした意識と対策は必要。
 同時平行的に、被災地移動支援を開始する可能性があるのであれば、迅速に動けるように体制を整え始めることが必要だと思います。
 昨日、小出さんともお話しましたが、被災地送迎活動を開始するのであれば、中心となる団体や、送迎のノウハウをある程度知ったキーパーソンとなる方が必要であり、やはり小出さんなのかな?と思います。ただ、本業の(熊本)ふくし生協も事業を止めることなく続けているので、そこに人手を割くことは難しいということ。ただし、現地でのアドバイスや、場合によっては少しの場所の間貸しは考えますとおっしゃって下さいました。
 また、「被災地障害者センターくまもと」に参加されているように、市内の障害者団体とのつながりもあるので、今後、移動支援を開始することになれば、小出さんが関わってくだされば大変心強いと思います。
 人員に関して、初期はある程度ノウハウを知っていて、コーディネーターとして張り付ける人員は必要だが、運転ボラに関しては、早い段階から地元ボラを集めることは可能なはずと、小出さんがおっしゃられておりました。無償だと、資格も必要ありませんが、必要であれば運転研修もすぐに開催できるように調整します。ともおっしゃって下さいました。ホント心強い
 その他、福田個人で思う展望はありますが、また「ももくり送迎基金」役員の皆さんで情報交換出切る場があれば、そこでと思います。また質問等あれば、連絡お待ちしております。
 あと、北海道のホップさんが動き始めたとのことですが、現地団体も含め、もし他団体で移動の応援を考えている団体があるのであれば連携も必要だと思いますので、そういった外部ボラの情報があれば報告お願いいたします。
 引き続きよろしくお願いいたします。(福田)

  ももくり送迎基金(福田悠介)提供
ゆめ風基金(八幡隆司) 提供 

18日13時に、「ゆめ風基金」八幡理事と共に、「ももくり送迎基金」福田さんが、調査のために被災地・熊本に入りました。

2016年4月19日2:02/発信:ももくり送迎基金(福田悠介)】(要旨)
■移動支援として
 全国移動ネット:小出理事とお会いすることができ、少し情報をいただくことが出来ました。
 「熊本県高齢者障害者福祉生活協同組合」としては、車が1台破損し使用できなくなったとのことです。「熊本市より東の地域(益城町、阿蘇方面)は被害が大きく、これから確実にニーズは出てくるであろう」とのことです。本日は、あまり時間も無かったので、また明日(
19日)以降に小出さんとは、お話出来ればと思っております。
明日(19日)は、「くまもと障害者労働センター」倉田代表の案内で、益城町方面、熊本学園大学(「ヒューマンネットワーク熊本」の障害当事者や高齢者の方が多数避難されているとのこと)等を視察予定。
■障害者救援対策本部として、
 18日晩、八幡氏、福田が到着後、すぐに「くまもと障害者労働センター」事務所にて、会議を開催。くまもと障害者労働センター、ヒューマンネットワーク熊本を含めた数団体の方々が参加(小出理事も参加して下さっておりました)されました。
 『被災地障害者センターくまもと』を立ち上げることを決定し、事務局の設置場所など、詳しくは明後日
20日に第2回の会議で決定するとのことです。
 「ももくり送迎基金」の説明も、その場でさせていただき、「移動支援のニーズがあれば連絡下さい」とお伝えしました。
■救援物資に関して、
 地元団体が個別で要請しているものもありますが、ももくり送迎基金でも届けられるものが無いか、もう一度確認しておきます。とりあえず、物資の依頼があった場合や、移動のニーズがあった場合を含め、すぐに動ける体制は整えておいた方がいいかも知れません。
■熊本入りに関して、
 列車:博多からの新幹線の復旧はまだ未定ですが、博多→熊本間の在来線が本日運行再開。
 
空路:明日から便により順次運行再開。
 
車:福岡から九州自動車道で植木IC(それ以降は復旧には時間がかかる)まで通行可能、植木から熊本市内まで下道を利用。ただし、ものすごい渋滞でした、植木から20km/4時間かかりました(昨日は7時間かかったそうです)。以上。
 引き続き、よろしくお願いいたします。(福田)

【参考】2016.4.18の「ゆめ風基金」八幡理事発信の第報です。
2016年4月18日夜/発信:ゆめ風基金(八幡隆司)】
 結局、熊本までは、JRが通っていないということで、博多からレンタカーを借りて、福田くんの運転で熊本に入りしました。16時頃、博多を出て、残り20キロというところまでは高速が使えて、時刻も18時前だったのですが、そこからが渋滞の嵐。結局、花田さん(ヒューマンネットワーク)の指定した「くまもと障害者労働センター」に着いたのは21時を回っていました。
 色んな方が待っていてくれたようで、部屋に入ると
23人くらいいたと思います。「ヒューマンネットワーク熊本」の人が8人くらい、「くまもと障害者労働センター」の人が8人くらい。あとは発達障害の人の作業所などを運営するNPO法人の方。NPO法人ライフデザインの方。「熊本日日新聞」の方。高齢者障害者福祉生協・移送サービスの方。平野みどりさん、東弁護士など、豊富な顔ぶれでした。
 各団体同士の意見交換はすでに終わっていて、現状を聞くのは後日となりましたが、『
被災地障害者センターくまもと』をつくろうという動きになってました。詳しくはあさってに、もう一度集まりを持とうということでしたが、方向的にはそうなりそうです。
 明日は「くまもと障害者労働センター」の倉田さんに案内してもらい、益城町に行きます。
 熊本市内は水道は断水のままですが、電気は通っていて、コンビニも開いてました。ただ水は売り切れ状態。「おでん」など水が必要なものも売っていません。ファミリーレストランは、まだ閉まっているようです。ガソリンスタンドは普通に開いてるのでガソリン不足もなさそうです。
 熊本学園大は一般の人の避難場所として開設し、主に「ヒューマンネットワーク熊本」の障害者も受け入れているので、障害者も
16人になっているが、福祉避難所としての物資ではなくて、一般の人も含めた物資支援がほしいとのことでした。佐野さんにお願いしたのも、そういう物資ということでした。(第報おわり)

《 第2回 被災地の移動送迎支援活動セミナー 》
阪神淡路大震災
21年・東日本大震災5
= 茨城県常総市豪雨水害から
6ヵ月 =
水害被災地・常総市の移動支援を通して、 災害時の移動送迎活動を考える

――2015年9月10日、茨城県常総市を襲った台風17、18号(関東・東北豪雨)による利根川・鬼怒川水系の決壊は、全壊:50件、大規模半壊:914件、半壊:2,773件。避難所:39ヵ所、避難者数:6,223人という、被災地への甚大な被害をうみ出したのです。
 被災地の日本財団スタッフ・
Kさんからの呼びかけに応えて、移動支援Rera(石巻市)と共に、10月1日から2派にわたって、全国移動ネット、関西STS連絡会、茨城福祉移動連絡会が連携して被災地を訪問。現地のNPOコモンズさんを軸にしながら、被災地における移動制約者の移動送迎支援活動の拠点づくりが開始されました。そして、10月15日からは、スタッフ派遣(第3派)を期に、以降、ローテーションを組みながら被災地支援活動を続けて行きました。
 支援活動の実績は
10〜12月統計で、利用者数:1200人、送迎回数:1000回、車両:240台、スタッフ:410人を超えています。そして、当該のNPOが主体で、被災者へのアンケート、相談窓口の設置や、行政向けの提案行動も2度に渡って行われているところです。
「今こそ、災害時に応援し合える平時のネットワークを」と呼びかけてきた“ももくり送迎基金”として、被災地(常総市)で「たすけあいセンター
JUNTOS(ジュントス)移動支援」を移動支援活動の拠点として立ち上げ、多忙の中を奮闘されてこられたNPO法人コモンズ・事務局長の横田能洋さんを、3月にお招きいたしました。そして、今回の被災地での緊急支援活動を通して見えてきた、今後の取組みへの教訓と課題を、共に探る貴重な報告と交流の集いとなるものと確信しているところです。
 平時から“移動・外出の確保”に心を寄せておられる多くの仲間の皆さまの、ご参加をお待ちしております。



水害被災地・常総市の移動支援を通して、
災害時の移動送迎活動を考える


■ 日 時 : 2016 年3月6日(日)10:00〜12:00
■ 会 場 : 大阪市総合生涯学習センター第一研修室

(大阪駅前第2ビル5階)
■ 参加費: 無料
■ 主催 : 被災地における障がい者、移動制約者への移動送迎支援活動基金
        (略称:ももくり送迎基金)運営委員会
■ 協力 : NPO法人 ゆめ風基金、NPO法人 全国移動サービスネットワーク
     関西STS連絡会、NPO法人 移動送迎支援活動情報センター


■報告会・次第
《被災地からの報告》
●水害被災現地からの報告:
「水害被災地・常総市における移動支援の現状と課題・解決の視点を探る」
・報告:横田 能洋さん(茨城NPOセンター・コモンズ代表理事/常総市水害対応NPO連絡会議呼びかけ人)
《被災地支援活動報告》
●「水害被災地・常総市への移動支援活動の教訓から、今後の貴重な課題を探る」
・報告:柿久保 浩次(関西STS連絡会/ももくり送迎基金・委員長)
《まとめ(行動提起)》
・まとめ:三星 昭宏さん(近畿大学・名誉教授)


チラシは【ココから】

 
《お問い合わせ》ももくり送迎基金
TEL&FAX06-6636-6360
Email
momokuri-sts@e-sora.net


《 報 告 》
常総市ボランティア送迎員研修会 開催!!
■日時:2015年12月23日(火)
■場所:常総市ポリテクセンター
■参加費:無料
■使用テキスト:全国移動ネット発行「送迎運転者講習テキスト」

 被災地において移動問題(通院・通学・買い物など)でお困りの方々に対する、ボランティア輸送に従事する送迎員の安全運転に関する研修と、併せてボランティアによる継続した活動の拡充を図るため、常総市送迎員研修会を開催しました。
 講師として参加してくださった茨城福祉移動サービス団体連絡会(高松様、宮脇様、遠藤様)、茨城大学・山田先生、コモンズ・横田様、ありがとうございました。
 そして、移動支援Rera、茨城NPOセンターコモンズ、茨城福祉移動サービス団体連絡会のスタッフの皆さま、当日は、いろいろお世話になりました。ありがとうございました。

       
 


《 報道記事 》
送迎ボランティアの講習会
―常総 市民に協力呼びかけ―
【2015年12月24日 読売新聞】

  鬼怒川の堤防決壊などで被害を受けた常総市を拠点に、車両を使った送迎支援を行うNPO法人「コモンズ」のたすけあいセンターJUNTOS移動支援チームは23日、同市水海道高野町のポリテクセンター茨城で、市民らを対象にした送迎講習会を開いた。ボランティアが不足している実情を説明し、協力を呼びかけた。
 コモンズなどは10月上旬から、水害で車を流された人や体の不自由な人などへの送迎支援を始め、これまでに延べ約1150入を運んだ。だが、9月の水害から3か月が過ぎ、全国から集まったボランティアが徐々に引き揚げたため、運転手の不足が課題になっている。
 現在は、10人前後のボランティア運転手が活動しているが、要望に追いついていないのが実情だ。
車内の車椅子を固定する男性
(23日、常総市で)
 講習会には市民ら約20人が参加。実際に車椅子の人を乗せたまま福祉車両を運転したり、体の不自由な人の立場を実感するために、車椅子で後部座席に乗ったりした。
 同市坂手町、会社員 落合幸さん(42)は、「運転していると気付かないことも多かった。今回の経験を実際のボランティア活動で生かしたい」と話していた。
 問い合わせは、JUNTOS移動支援ボランティア
(090・5804・5542)へ。月〜土曜の午前9時〜午後5時。


《 レポート(パワーポイント) 》
「2015年9月関東・東北豪雨による      
      常総市被災状況と支援の取組み」


2015年12月20日
被災地における障がい者、移動制約者への移動送迎支援活動基金(略称:ももくり送迎基金)
柿久保 浩次

【ここから⇒パワーポイントへ】

《 報道記事 》
茨城・常総で送迎ボランティア―
避難所からの通園・通学・通院、200人が利用
【2015年10月21日 茨城新聞】

カーシェアリングも開始

 目的の場所に車で送迎するボランティア団体による支援活動が、常総市の被災者に重宝されている。車が水没するなどの事情で移動手段を確保するのが困難な被災者は少なくない。この団体は1台の自動車を複数の人が利用する「カーシェアリング」も始めており、被災者同士による支え合いの精神をも育むことになりそうだ。(海老原由紀)

 送迎ボランティアをしているのは、今月7日に発足したチーム「JUNTOS(ジュントス)移動支援」。水戸、常総両市を拠点とする茨城NPOセンター・コモンズ(常総市水海道森下町)が中心となって行っている支援活動の一つだ。ジュントスにはポルトガル語で「一緒に」という意味がある。別の団体が東日本大震災のときに行った移動支援の活動も参考にした。
 
下校する小学生を乗用車で迎えにきた
ボランティア=20日午後、常総市新石下
 市で13日に運行を再開した乗り合いタクシーは市内限定だが、このボランティア活動は市外への送迎も可能だ。送迎の時間や場所によっては乗り合いになることもあるが、基本は依頼ごと。避難所からの通園、通学、通院、一時帰宅などで19日までに延べ約200人が利用した。今月中は無料だが、来月からは1回100円の協力費を求めることを検討中だ。
 一方、「カーシェアリング」は事前の申し込みが必要で、3世帯以上が共有するといった条件はあるが、年内ならガソリン代程度の負担で利用できる。
 車は「日本カーシェアリング協会」から6台提供を受けた。このうち1台は、水海道あすなろの里(常総市大塚戸町)に身を寄せる避難者に貸し出すことが決まっている。一緒に買い物に行ったり、通勤者を駅まで送っていったりするのに使用するという。
 横田能洋(よしひろ)代表(48)は「カーシェアリングを通じて、困ったことがあったときに助け合える関係が築ければよいと思っています」と話す。近所の人を乗せるなどして、コミュニティー形成につながることを期待している。
問い合わせはJUNTOS移動支援(電)090・5804・5542(午前9時〜午後5時)。


《 レ ポ ー ト 》
東日本大震災の移動送迎支援から、
利根川・鬼怒川水害への被災地移動支援へ


被災地における障がい者、移動制約者への移動送迎支援活動基金(ももくり送迎基金)
柿久保 浩次

 台風
17、18号による豪雨は9月10日、利根川・鬼怒川水系に甚大な被害をもたらし、国土交通省関東地方整備局管内の12個所が決壊した。そして、最も大きな浸水被害を被ったのが茨城県常総市だ。県対策本部の1ヵ月後の発表では、「死亡3名、行方不明0名。全壊50件(常総市50件)、大規模半壊1,109件(常総市914件)、半壊2,969件(常総市2,264件)。避難所数17、避難人数406人(常総市401人)」(10月10日)となっている。
 この数字をどう捉えるかだが、常総市で自らも被災しながら、現地での被災者支援の中心を担う「協働のまちづくり、在住日系人・在日外国人支援」などを取組む
NPO法人 茨城NPOセンター・コモンズは10月5日、「ご支援いただいている皆様へ」で、「県災害対策本部によると、「全壊50棟、……」とのことですが、これは戸建てのみの数字です。一軒いっけん声をかけて周りましたが、たたみや床をはがした状態で、風呂も台所での料理も困難な状態です」と訴えた。

■被災現地のNPO団体と移動送迎支援ネットワークの結合
 10月1日からと、10月5日からの2派にわたって、黒澤さん(日本財団、被災地最前線のエキスパート)からの呼びかけに応えて、村島(移動支援Rera)と伊藤(全国移動ネット)、高松(茨城福祉移動連絡会)、柿久保(ももくり送迎基金)などが常総市で集まり、NPOコモンズ内に「たすけあいセンターJUNTOS(ジュントス)移動支援」を立ち上げ、@移動送迎支援と、Aカーシェアリングの二つの方法を並行することを決定。呼びかけのチラシも「JUNTOS移動支援」で作成、配布している。

■被災現地での自立に向けた支援体制の組合せ
「常総市水害対応NPO連絡会議」が毎晩、開催されており、片付け、炊き出し、調査活動、行政・法律相談などと共に、「JUNTOSRera)」「JUNTOS(ももくり)」「JUNTOSほか」として、通院、通園、通学、一時帰宅、買い物等の移動送迎支援やカーシェアリングが議題として、毎日、集約されている。
「ゆめ風基金」の理解と協力を得ながら進めてきた「ももくり送迎基金」は、「阪神淡路大震災での教訓を活かし、障がい者の自立センターや
STS 連絡会、ゆめ風基金や障がい者のネットワークの中で、災害時の“移動の確保”が大きなテーマ」(「セミナーin 滋賀」2015年2月7日)として、「東日本大震災の移動支援活動でも、短期と長期の組合わせ、「拠点」の維持、継続した支援」が迫られました。
 利根川・鬼怒川水害をめぐって、現地被災地の拠点(
NPO)との連携と、被災地移動送迎支援活動「ももくり送迎基金」の現地拠点“立ち上げ”における取組みの中で、今、一つの成長が問われている気がします。(2015.10.28

 

《 お 見 舞 い 》
910日の「鬼怒川堤防決壊による大水害
(台風
18号豪雨水害)」で、
被災された皆さまに、心からのお見舞いを申し上げます。

 
910日の鬼怒川堤防決壊による大水害から1ヵ月が経過しました。
 茨城県「災害対策本部」によると、
全壊50棟、大規模半壊1035棟(常総市88%)、半壊にあたる床上浸水2801棟(常総市99%)、一部損壊7132棟(常総市6001棟)【戸建てのみの集計】。そして、常総市避難所での生活者は約600ということです。
 
101日からと、10月5日からの2派にわたって、全国移動ネット、関西STS連絡会、移動支援Rera、茨城福祉移動連絡会などが連携して、被災地を訪問しました。現地のNPOを軸にしながら、徐々に移動制約者の移動支援への足場を築き始めております。
 10月15日から、第3派の被災地支援のスタッフ派遣を予定しております。続報を注視してください。よろしくお願いします。
■ももくり送迎基金・連絡事務所
E-mail:momokuri-sts@e-sora.net
URL:http://www.e-sora.net/momokuri-sts/index.html
※支援カンパの集中も、よろしくお願いします。
【郵便振替口座】「ももくり送迎基金/0920-3-166076
 

― 被災地「移動支援」めざせ快走 ―
お年寄り・障害者 通院や買い物送迎
2015.10.1 報道『朝日新聞』】

資金難 NPOなど基金
 大災害が起きると、移動手段のないお年寄りや障害者らが通院や買い物の足を確保するのがいつも以上に難しくなる。東日本大震災や阪神大震災の被災地では、こうした移動支援に息長く取り組む団体があり、今もニーズがある。支援を続けるための基金やネットワークづくりも始まっている。

利用料2`100
 8月のある日、宮城県石巻市にある病院の駐車場に、車いすも積めるワンボックス車が到着した。NPO法人「移動支援Rera(レラ)」の車だ。
 待っていた女性(
76)が乗り込む。行き先は市郊外の仮設住宅。東日本大震災までは市中心部に暮らしていた。利用料はガソリン代などの実費程度で現在は2`につき100円。タクシーだと数千円かかるという。
「年金が頼りで、通院に重宝しています。サービスがなくならないか心配」
 車は市内の民家や仮設住宅、復興住宅と病院などを行き来する。
70代の男性は自宅近くにバスも通らず、「これがなければ、なかなか出歩けない」と話した。
 同NPOは震災後の
2011年4月から活動を始めた。被災者やボランティアらが運転手を務め、毎月延べ約1800人が利用してきた。
 利用者は移動手段がなく、経済的に厳しい高齢者や障害者ら。
7割以上が70代以上で、通院が多い。1日の依頼は約80件。車によっては走行距離が1日200`になる。
 震災直後は自衛隊や民間団体が開いた風呂、火葬場への送迎などもあった。震災後に建った復興住宅は、市中心部から離れているものもあり、車に乗れない高齢者や障害者らが取り残されている。震災前は家族や近所に送迎を頼んでいたが、離ればなれになって頼めなくなった人もいる。
 
NPOでは、活動の継続が課題になっている。今は震災復興の助成金や寄付金などでまかなっているが、代表の村島弘子さんは「被災地への関心が急速に落ちている」と危機感を抱く。
 一定の料金が取れる「福祉有償運送」という制度の利用も考えているが、料金が上がれば乗れなくなる人も出るかもしれず悩ましい。今の料金でも「払えない」とキャンセルする人がおり、経済的に困窮している人の割合が増えているとも感じる。
「被災地の姿は日本の将来の先取り。移動支援は日本全体で起こる課題であり、移動困難な人がいることに行政はもっと目を向けてほしい」と村島さんは語る。

「介護予防にも」
 神戸市東灘区のNPO法人「東灘地域助け合いネットワーク」は、阪神大震災のあった1995年の10月から、移動支援を続けている。
 公共交通の不便な場所に仮設住宅が建ち、買い物や通院に困っている人を支える狙いで始めた。
20年経った今も、自動車2台を4人が運転、15人ほどが利用している。
 運営は当初から赤字で、
NPOのリサイクルショップの売り上げを充てたり、スタッフの給料をカットしたりしてやりくりしてきた。
「震災被災者の支援から始め、
1人でもニーズがあるならと続けてきたが、このまま続けるのは限界とも思う」と村山メイ子理事長。「移動サービスは家に引きこもりがちな人が外に出る機会になり、介護予防にも役立つ。福祉政策の中に移動支援を位置づけ、公的支援も検討してほしい」と訴える。

セミナーを開催
 移動支援に取り組むNPO法人など全国の6団体は昨年、「被災地における障がい者、移動制約者への移動送迎支援基金(ももくり送迎基金)」を設立した。被災地での拠点づくりなどを支援する。
 基金の目標は
1千万円で、これまでにNPO法人「ゆめ風基金」からの助成や寄付などで約500万円集まった。これから被災地で活動を始める団体に、車の提供、ボランティアの交通費やガソリン代を支援する。運転ボランティアの養成にも取り組み、移動支援の重要性を伝えるセミナーも開く。
 基金づくりを呼びかけた「関西
STS連絡会」の柿久保浩次さんは「移動支援は、平時でもおろそかなのが現状。いざという時に備えたネットワークづくりや、活動しやすい法制度づくりも働きかけていきたい」と話す。 問い合わせは基金運営委員会(06-6636-6360へ。

平時から課題共有を
(NPOによる移動支援は、被災者の貴重な
足になっている=今年8月、宮城県石巻市)
福島大の吉田樹・准教授(交通計画)の話:東北地方は公共交通が不便な地域が多く、震災で移動ニーズがはっきりと見えるようになった。避難生活が長引いて外出ができないうちに身体能力が落ち、新たな移動困難者が生まれている状況もある。仮設住宅から災害公営住宅に移ってもニーズは減っていない。
 移動支援は全国共通の課題だ。災害が起こってから対応するのは難しく、平時から考えておく必要がある。災害時に移動困難者を誰がどのように支援するか考えるのは行政の役割だ。
 移動困難者を継続して支えるにはお金も必要。まずは実態を共有することが大切だ。道路運送法に基づいて市町村に作られている「地域公共交通会議」などで課題を共有し、議論を深めておくべきだ。


《 お 知 ら せ 》
第1回 被災地の移動送迎支援活動セミナー

阪神淡路大震災20年・東日本大震災4年
「大災害時における障がい者・移動制約者の実態と、
必要な移動送迎活動の課題」

■日時:
2015年2月7日(土)13:30〜16:30
■会場:栗東芸術文化会館さきら
滋賀県栗東市綣2-1-28【地図参照】
■主催:被災地における障がい者、移動制約者への移動送迎支援活動基金
(略称:ももくり送迎基金)運営委員会

■共催:関西STS連絡会
■協力:NPO法人 ゆめ風基金
NPO法人 子どもネットワークセンター天気村
■資料代:500
申込先・問合せ】ももくり送迎基金運営委員会
TEL/FAX:06-6636-6360
E-mail:momokuri-sts@e-sora.net




 関西の地で“移動制約者の自由な移動の確保”に心を寄せてこられた皆さん。
20113月の東日本大震災から4年目を迎えた今も、被災地においては“移動手段の確保”が行き届いておらず、多くのニーズに対応しきれていない状況が続いています。
 私たちは、阪神淡路大震災の苦い経験と教訓を生かしながら、NPO全国移動ネット(全国移動ネット災害支援の会)やNPOゆめ風基金の皆さんとともに共同で被災地(宮城県、岩手県、福島県など)への移動送迎支援の取組みを継続してきましたが、今年(
2014年)になってやっと「被災地における障がい者、移動制約者への移動送迎支援活動基金(略称:ももくり送迎基金)」を設立するに至りました。
 被災地における持続した生活支援としての移動送迎支援活動には、広域でのネットワークが必要であり、今後の新たな自然災害(地震、噴火、豪雨、台風など)への初期初動支援にも有機的につなげて行かなければなりません。そして交通基本法、道路運送法などの制度的な点検作業や、災害時の諸活動は平時(通常)での取組みの進展度合いが大きく左右することなどが、「ももくり送迎基金」の設立を加速させたといえます。
 今回の
《被災地の移動送迎支援活動セミナー》は、「ももくり送迎基金」として第1回目のセミナーとなり、被災地での日常的な行政、医療、各地の支援団体グループとの連携や現地スタッフの養成、今後の自然災害支援活動時にもつながる支援体制の整備などの課題について、被災現場からの報告を交えて、参加者全体で考えていきたいと思います。多くの心ある皆さんのご参加をお待ちしております。
【プログラム】
■講 演
「災害時における障がい者・移動制約者の実態と必要な移動送迎支援活動」
・講師:吉田 樹さん(福島大学 経済経営学類 准教授)

■被災地からの報告
「原発人災の現状と移動送迎支援活動の課題」
報告:大山 重敏さん(福島県移動サービスネットワーク)

■移動送迎支援活動報告(滋賀の現状と課題)
・報告@:NPO法人 子どもネットワークセンター天気村(予定)
・報告A:NPO法人 ディフェンス(予定)
・報告B:NPO法人 志賀地域暮らしの足を考える会(予定)
・報告C:(社福)ぽてとファーム事業団(予定)

■まとめ(行動提起)
    ・あいさつ:柿久保 浩次さん(基金運営委員会・委員長)

【詳細:チラシ】←ココ

《お問い合わせ》
ももくり送迎基金運営委員会
TEL/FAX:06-6636-6360
E-mail:momokuri-sts@e-sora.net

2015年1月15
「被災地における障がい者、移動制約者への移動送迎支援活動基金(略称:ももくり送迎基金)」運営委員会
 
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